コロナ禍で教育業界に大きな変化が起きています。
特に、急激な影響を受けているのが、大学生ではないでしょうか。
2021年前期の授業は、なんと大学でオンライン授業をするという大学も登場しました。もはやカオスですね(^^;)

う?大学でオンライン授業って何…?
さらに、来年度大学進学の高校3年生も頭を悩ませています。

理系の大学進学、研究はできるのかな…。

私立薬学部に行こうとしてたのに、実験はどうなるの?????
一方で、今後は大学教育そのものがオンライン授業主流となるという見方も増えています。
そして遂に、立命館大学の学部生の1割が退学を視野にしていることがわかりました。


大学はオンライン授業が今後主流になる?!
比較的早い段階から、青山学院大学、中央大学、立教大学、神奈川大学など少なくとも10以上の大学が、2020年の後期授業も原則、オンラインで行う方針を決めていました。
さらに、オンライン授業だけでは現実的に厳しい理系学部の実験のある大学でも、後期の授業をオンライン授業で進めていくことを決め始めました。

例えば、東京理科大学。
東京理科大学でも、基本はオンライン授業に決定したのです。
1. 授業実施の基本方針について
学部学科、研究科専攻が認める科目については対面で実施し、それ以外は遠隔で実施します。
・授業の時間割、開講方法(対面での実施、遠隔での実施)等の詳細については、各学部学科、研究科専攻から、後日、改めてご案内しますので、定期的にCLASS、LETUS及び大学から提供のメールアドレス等を確認するようお願いします。
・対面授業の受講に限って大学への入構を認めます。それ以外の用件での大学への入構は控えてください。
・構内に滞在する時間は可能な限り短くするようご留意ください。
・後期授業開始時に、国外や地方等の遠隔地に住居を構えている(滞在している)、県境を越える移動等の自粛要請が発出されている都道府県に住居を構えている(滞在している)等により、大学へ来ることが困難な学生は、所属学科の先生(教務幹事等)にご相談ください。学修機会の不公平、不利益が生じることなく、安心して授業を受講できるよう学修環境の確保に向け、準備・検討を重ねております。
https://www.tus.ac.jp/
コロナの収束が見えない状況からすると、大学の授業のオンライン化がそのまま続くと予想している人が多いことも納得できるでしょう。

そして、大学の教育環境に大変化が起きた影響は、来年度の大学受験にもこれまでにはない変化が起きています。
大学受験もオンラインが今後主流になる?!

一説によると、このステイホームは、2023年の春頃までに続くと言われています(^^;)

東洋大学、実践女子大学、東京都市大学を始め、新型コロナウイルス感染予防対策で、来年の2021年度入試にオンラインを導入する大学が出始めているのです。

大学の授業は実家でのオンライン授業が主流になる

文系学部の授業は実家でのオンライン授業だけ
実際に、大学1年生になった、青山学院大、明治大、東京薬科大を始めとする独り暮らしの生徒たちは、早い段階から独り暮らし先から実家に戻っています。
そして、実家でオンライン授業をうけていて、ずっと自宅待機が続いています。
彼女たちに共通するのは、都内に下宿先があるということ。
いつから大学に通えるのかわからないにも関わらず、都内の下宿先を引き払えずに、住んでもいないのに、家賃を払い続けています。なかには、学生寮の家賃を払いつづけているご家庭もあります。
理系学部の授業は実験だけのために大学を往復する
東京薬科大学の薬学部に進学した生徒にいたっては、実験の都度、お父さんが高速を利用して送迎しているとのこと。
公共の交通機関を使って、万が一感染してしまったときが怖いという理由からです。
首都圏近郊に住んでいる場合は、実験の都度だけ学校に通うことはできなくもない対応です。
しかし、首都圏から離れた地方の生徒にとっては厳しい状況になることが予想できます。
大学の授業だけでなくゼミもなくなった大学3年生
一方で、中央大学の法学部に進学し、大学3年生になる教え子も、ゼミすらなくなってしまって、大学に行くことがほとんどなくなってしまった…とのこと。
都内で独り暮らしをしていても意味がない、下宿先を引き払って、実家に帰ることを考え始めている状態でした。
大学の授業は来年もオンライン授業確定か?
現在高校3年生の子ども達は、都内の大学に進学することができても、大学生活はほぼ自宅でオンライン授業だと覚悟している子ども達も増えています。
立命館大学の学生の1割が退学を視野に入れ始めている
立命館大学の学生新聞によると、学部生の2.3%が退学を本格的に考えているとのアンケート結果を19日に発表しました。
「どうするか考えている」は7.5%、退学を視野に入れている学生は計9.8%に上ったことがわかりました。
さらに、休学を視野に考えていると答えた学生は計25.6%にも及んでいたのです。
背景には、新型コロナウイルスの影響で、対面授業や課外活動が制限された上、軽減されない学費への不満、経済的な不安が大きいことがあげられます。
立命館大学の学生新聞調査は8月5日から8月18日に、学生新聞のホームページなどに設けた集計フォームで実施された模様。
対象は立命館大学の全学部生約3万2千人で、学生証番号を検証した上で1414件の有効回答があったことが発表されています。

大学はオンライン授業が主流に?2023年春頃までステイホーム?まとめ

大学のオンライン授業が今後主流になるというのも、ある意味過言ではないと思います。

文系の学部に進学するのであれば、オンライン授業でもあまり影響が少ない印象ですが、理系進学を想定しているご家庭では大きな影響があることは確かでしょう。
医学部も、薬学部も、美術大学に進学した子ども達も、学校になかなか通えない状況が続いています。ましてや、これまでと何ら変わらない学費負担。
家庭における経済負担を考えると、子どもの進路選びも慎重にならざる終えません。
オンライン授業を継続する上でも課題は山積みです。
関西の名門大学、立命館大学の学生新聞が発表した衝撃のデータ。
背景にあるのは、やはり学費の問題でしょう。
立命館大学よりもはるかに学費の高い私立大学はまだまだあります。
今後も、他の私立大学で退学の連鎖が起きそうですね。
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