新型コロナウイルス感染拡大の影響で、休校措置を取り、多くの子どもたちが学校に通えない、塾に通えない状況が続いています。
世界中の多くの国でオンライン授業が広がる一方、これまで行なってきた通常授業との開きは大きく、塾に通う、家庭教師を依頼するなど家庭の経済状況によって、教育格差も生まれています。
いつオンライン授業が始まるの?
そんな会話を耳にする度に思うことがあります。
それはオンライン授業ができない理由が家庭側にもあるということです。


オンライン授業ができない学校側の理由は?
オンライン授業始めてよ!
そう言い放つ人たちの言い分はオンライン授業が始まらない理由が学校側にあると思っているケースです。
オンライン授業が始められない学校側の理由を見ていきましょう。
教師がデジタル化に対応できない
オンライン授業のやり方なんて、教員採用試験にないよ
実際にとある進学校の先生が発した言葉です。
学校はいまだに昭和色が色濃く残る業界で、アナログの世界
なので、多くの先生たちは、デジタルに対応できないのです。
ネットインフラの環境が整っていない
私立の学校ではタブレットを使用した授業が行なわれている学校もあるので、ネットインフラの環境瘂整っているところもあります。
ところが、公立の学校となるとネットインフラが整っていないことも珍しくありません。

GW明けに授業が始まることを期待している
驚くかもしれませんが5/7~登校させる!と言い放っている学校が実際にあるのです。
とある高校ですが、4月から使用する教科書やワークといったものは一切配布もせずに、ひたすら課題というプリントを学校に取りに来させているのです。
オンライン授業が始まるどころか、オンライン授業の準備すら何もしていない学校もたくさんあります。
オンライン授業ができない家庭側の理由は?
オンライン授業始まったらどうしよう…
デジタルに疎い親を持つ子ども達は、密かに悩んでいるのです。
今回のコロナ禍で発覚したのが、家庭個々のデジタル格差だったのです。
オンライン授業が受けられる環境にない
オンライン授業を始めるにあたって、学校からネット環境の調査という案内が来ました。
- オンライン授業に使う媒体は?⇒パソコン・タブレット・スマートホン・なし
- プリンターは?⇒自宅にある・コンビニを利用する
- インターネット環境は?⇒wifi・有線・なし
- インターネット回線スピードは?⇒無制限・制限付き
上記のアンケート回答にあるように、オンライン授業をしたくても、インターネット環境がない家庭もまだあるということです。
実際に、とある進学校で、オンライン授業の試行として、ホームルームが始まっていますが、参加できているのは9割の生徒でした。
しかも、参加できている9割の生徒のうち、スマートホンでホームルームを受けている生徒がかなりの人数いたこともわかりました。
私立も公立もデジタル格差は起きている
家にパソコンがあるし、インターネット回線もあるからオンライン授業に問題なく対応できると思っているご家庭でも、問題がある場合があります。
例えば、次のようなものがあります。
- 自宅にあるパソコンがwindows8である
- インターネット回線が低速である
- インターネット回線に通信制限がある
- インターネット回線があるが、ネット上のビデオを見ることは難しい
オンライン授業ができないのではなく、できる範囲で始めたほうがいい
すでにオンライン授業が始まっている学校の様子をみても、 オンライン授業 は実際にやってみなければわからないことが多いです。
完璧に環境を整えてからオンライン授業をスタートしようと考えている学校もあるかもしれません。
しかし、環境が整ったとしても、オンライン授業がスムーズにいくとは限りません。
たとえ見切り発車になるとしても、オンライン授業を実際にやってみることをおすすめします。
コメント