共通テストの社会、理系の受験生の多くは地理を選択します。学校によっては理系は地理しか選択できないという高校もかなりあります。
そして、地理なんて11月くらいから勉強を始めればいいと思っている受験生が毎年たくさんいることも確かです。
実は、共通テストの社会、理系だから地理でしょ!という選択が危険なんです。
今回は、共通テストの社会、理系で地理を選択した結果、ヤバいことになった体験談と、どうやって共通テストを乗り切ったのか、体験談をあつめたので紹介します。
共通テストの社会、理系で地理を選択して苦戦している受験生は参考になると思います!
共通テストの社会、理系だから地理が実は危険だという実話
京大実戦終わって帰って、共通テスト地理やってってヤバすぎん。どしたん私。
— ぅぇるる (@veruvelu) August 21, 2022
理系だからと、地理を選んでも、地理の問題を解く上で理系的思考があまり関係ないのは事実。実際に、京大東大を目指している理系の受験生でも地理に苦戦している生徒はたくさんいます。
久しぶりに共通テスト地理の追試やったら50なくて死ぬ
— 水曜日 (@Kei_043O) August 23, 2022
うそやろなんで?
外部模試のマーク模試地理、目指せ50点という生徒が年々増えています。過去問やって50点いかないのは当然というのが本音です。
共通テストの社会、理系だから地理選択の理由
共通テストと言えば、浪人1年間で結構時間を割いて勉強したセンター地理が60点だった時から人間の姿を保てなくなりました
— くまちゅん (@kumatunes_bear) January 15, 2022
共通テストの社会、理系だから地理を選択させたり、選択することが当然のようになっていますが、理由は簡単で、他の社会の科目に比べて、格段に暗記の量が少ないということだけ。
しかし、実際のところ、暗記量が少なかろうが、興味のないことを覚えることは苦行です。
ましてや、多くの理系の受験生は好き嫌いがはっきりしているので、興味のないことはやっても頭にのこりません。
理系だから地理を選択すれば点数が取れるというのは幻想で、やっぱりそれなりに対策しないと厳しいのが現実です。
共通テストの社会、理系だから地理が実は危険!模試で点数がとれないならヤバい
共通テスト地理対策
— わーしゅ (@iwashu55) August 25, 2022
学校の授業は今まで寝まくっており何も対策をしてきませんでした
塾の先生にせめて夏休み中に地理の範囲一周は目を通すように!と言われたのですがまだ1/3ぐらいしかできておらず焦っております
#共通テスト #共通テスト地理 #東大受験 #東大 pic.twitter.com/JRo4VNp35U
まだ地理の勉強をしていないから、マーク模試の地理で点数がとれなくても仕方がないという受験生が毎年います。
しかし、多くの受験生を毎年みていて感じるのは、模試でそれなりに点数がとれない受験生は共通テストに間に合わなくて、私立大学に変更するという流れが増えていること。
理系であっても、せめて夏休みに地理は一周しろ!は正しいのです。
共通テストの社会、理系だから地理が実は危険!ヤバい体験談
ここからは、実際に共通テストの社会、理系だから地理を選択してしまった体験談を紹介します。
理系で地理を選択した場合のヤバイ体験談は、覚えられないというひと言につきます。
理由は簡単で、暗記量が多い少ないではなく、興味の問題です。
具体的にみていきましょう。
地理はあらゆる分野に興味が必要
世界史や日本史よりも基礎知識が活かせる科目だと思って地理を選択した。
しかし想像よりも覚える範囲が広くて、あらゆる分野に興味がある人でないと難しいと感じた。
正直、キリがない科目だと思った。興味がないので、面白くない。
地理はストーリーがないから覚えにくい
理系に地理を選択させる理由は単純で、暗記量が少ないから。
しかし、暗記量が少ないと言っても、日本史や世界史と違って、地理にはストーリー性がないので、よほど興味がなければ、はっきりいって覚えられません。
カタカナがきつい
日本の地理はあまり問題なかったが、カタカナが苦手なので、世界地理の内容が頭になかなか頭に入らなくて、ちんぷんかんぷんになった。
もともと地理が得意だと思って、地理選択にあぐらをかいていたが、気がつけば得意なのは日本の地理だけで、世界の地理に関してはまったくダメだった。
暗記だけでは点数がとれない
地理は重要語句を問う問題というよりも、図や表を読み取らせる問題が多いのが特徴です。
模試でも、初めまして!という図や表が多く、場所や名前だけ覚えていても点数にはなりませんでした。
共通テストの社会、理系だから地理が実は危険!ヤバイと気づいてとった対策方法
次に、共通テストの社会、理系だから地理を選択してしまって、このままではヤバイと気づいてとった対策を体験談から紹介します。
具体的にみていきましょう。
共通テストを使わない大学受験に変更する
当初は国公立志望だったが、地理が確実に共通テストまでに間に合わないことがわかったので、共通テストを使わなくて済む私立大学の受験に特化した。
そもそも国公立志望でなく、私立大学の受験を共通テスト利用入試で受験しようと考えていたので、共通テストを利用しなくてすむように私立は一般入試を多く受験するようにした。
完全に共通テストを使わない受験に変更した。
地理以外の社会の科目に変更した
地理に興味がなさすぎて、勉強する気にもならなかった。50点をとるのもきつく、共通テストで足をひっぱる科目となっていた。
そこで、まだ地理よりも興味のある日本史に変更し、日本史で共通テストをなんとか乗り切った。
社会で9割といった大台を狙っていなかったので、無事に国公立に出願できるレベルで終わったので、科目変更して良かった。
地理の得点は期待しない
社会全般が苦手で、暗記量の少ない地理でさえきつかった。そこで、地理の得点は期待することをやめ、得意な数学や物理、化学で点数を多めにとる作戦をとった。
結果的に、数学や物理、化学で9割近くとれたので、地理の点数の補填になったから、国公立は問題なく受験できた。
資料集を徹底して活用する
教科書や参考書を読むよりも、世界全体の傾向を知った方が良いと判断し、資料集などを使って、表などの特徴をまとめた。
結果的に資料集の隅から隅までチェックすることになるだけでなく、ノートにグラフや表でまとめることで理解しやすくなった。
もし時間がなければ、過去問などを利用して、できるだけよくでる国の生産量や特徴をまず覚えることから始めても結果につながると思う。
スタディサプリの動画でひたすら学習する
理系だから地理選択という学校の指示を、理系だから地理で点数が取れると自己流に判断し、授業もきいていなかったので、そもそも何が重要で何を覚えて良いのかすらわからないレベルだった。
参考書や問題集をやるにしても効率が悪いので、とりあえずスタディサプリの動画をひたすら見て地理を勉強し直した。
共通テストの社会、理系だから地理が実は危険!のまとめ
理系で国公立大学を受験する場合、一次試験の共通テストに社会科目はあるものの、二次試験である個別試験には地理を課さない大学がほとんどです。
しかし、そのかわりに共通テストの社会の配点を重くした傾斜配点とする大学もたくさんあるので、理系の受験生の社会選択は慎重に行ないましょう。