塾から新しい問題集やテキストなどの購入を勧められて、「今ある教材だけでは足りないの?」「どのくらい使う教材なの?」と迷うことがあります。
すぐに購入するか断るかを決める必要がない場合は、まず「なぜ必要なのか」「どのように使うのか」を先生に確認して、判断材料をもらうと考えると聞きやすくなります。
まずは、次のように伝えられます。
いつもお世話になっております。〇〇の母です。ご案内いただいた〇〇教材について、購入前に確認させてください。現在使っている教材とはどのように使い分ける予定でしょうか。
〇〇の追加購入について迷っております。授業で使用する教材なのか、家庭学習用としておすすめいただいているものなのか教えていただけますでしょうか。
教材のご案内ありがとうございます。購入を検討したいので、今回この教材を勧めていただいた理由と、今後どのように使用する予定か伺えますでしょうか。
教材の購入が必須か任意か、費用や使用時期、購入方法などは塾やコースによって異なります。
記事側で一般化せず、通っている塾へ確認してください。
追加教材で迷ったら「必要性」と「使い方」を聞く
追加教材について確認するとき、「買ったほうがいいですか?」だけでも質問はできます。
ただ、それだけでは先生から「おすすめです」と返ってきて、結局判断に迷うことがあります。
購入するか考えるためには、次のような点を具体的に聞くと分かりやすくなります。
- なぜ今この教材が必要なのか
- 現在使っている教材と何が違うのか
- 授業で使うのか、家庭学習で使うのか
- どの単元・課題に取り組むための教材なのか
- いつ頃から、どの程度使う予定なのか
- 購入が必須なのか、任意なのか
目的は、先生に購入の可否を決めてもらうことではなく、家庭で判断できる材料を確認することです。
教材を勧められた理由を確認したいとき
「追加教材が必要です」と言われても、保護者から見ると現在の教材との違いが分からないことがあります。
その場合は、今の学習状況と関連づけて聞いてみましょう。
なぜ追加教材が必要なのか聞きたい場合
ご案内いただいた〇〇教材について確認させてください。今回追加でこちらの教材を勧めていただいた理由を教えていただけますでしょうか。
子どもの現在の課題との関係も聞きたい場合は、次のように伝えられます。
〇〇教材について購入を検討しています。現在の学習状況のどの部分を補うための教材なのか、先生のお考えを伺えますでしょうか。
「成績が悪いから必要なのだろう」と家庭側で理由を決めつけず、先生がどのような目的で勧めているのかを確認する形にします。
今ある教材との違いを聞きたい場合
すでに塾や学校で複数の教材を使っている場合は、追加教材との役割の違いを聞いておくと判断しやすくなります。
現在使っている〇〇と、今回ご案内いただいた教材は、どのように使い分ける予定でしょうか。内容の違いも教えていただけると助かります。
すでに学校と塾で問題集を使用しているため、追加教材がどの部分を補うものなのか確認してから購入を考えたいです。
教材の数だけで必要・不要を判断するのではなく、現在の教材では補いにくい部分があるのかを聞くと、購入目的が見えやすくなります。
実際にどのように使う教材なのか確認したいとき
教材そのものがよさそうでも、実際に使う機会が少なければ、保護者として購入を迷うことがあります。
その場合は、「授業で使うのか」「宿題として使うのか」「本人が自分で進めるのか」を確認しておくとよいでしょう。
授業で使う教材なのか聞きたい場合
こちらの教材は、今後の授業で使用する予定でしょうか。それとも家庭学習用として取り組む教材でしょうか。
授業で使用する場合は、いつ頃から使う予定なのかも確認できます。
授業で使用する場合、いつ頃から使い始める予定か教えていただけますでしょうか。
家庭学習でどの程度使うのか聞きたい場合
家庭学習用とのことですが、週にどの程度取り組む想定の教材でしょうか。現在の宿題との両立も考えて検討したいと思っています。
追加教材を購入しても、現在の課題量との兼ね合いで十分に使えないのではと心配な場合に使いやすい聞き方です。
この場合も、「多すぎるから無理です」と先に結論を出すのではなく、どの程度使う予定なのかを確認してから判断します。
購入が必須なのか任意なのか分からないとき
塾から教材の案内を受けても、「全員購入するものなのか」「希望者だけなのか」が分かりにくい場合があります。
購入条件については、曖昧なままにせず直接確認して構いません。
購入が必要なのか確認したい場合
〇〇教材について確認させてください。こちらは今後の授業を受けるうえで必要な教材でしょうか。それとも任意で購入を検討する教材でしょうか。
「必須ですか?」と短く聞いても構いませんが、授業との関係まで尋ねると必要性を判断しやすくなります。
すぐに購入する必要があるのか聞きたい場合
購入する方向では考えているものの、今すぐ必要なのか分からない場合は、使用開始時期を確認します。
購入を検討していますが、こちらの教材はいつ頃から必要になりますでしょうか。購入時期の目安を教えていただけると助かります。
申込期限や購入方法は塾によって異なるため、具体的な期限がある場合はその塾の案内を確認してください。
費用も含めて検討したいときの聞き方
教材を追加するかどうかは、必要性だけでなく費用も含めて家庭で検討したいことがあります。
その場合も、費用の確認と教材の必要性を分けて聞くと分かりやすくなります。
教材の金額を確認してから決めたい場合
〇〇教材について購入を検討しています。費用はいくらになりますでしょうか。教材の使い方とあわせて確認してから決めたいと思っています。
ほかにも費用がかかるのか分からない場合は、
今回の教材について、教材代以外に必要な費用がある場合はあわせて教えていただけますでしょうか。
と確認できます。
教材の価格や請求方法、返金・返品などの扱いは塾や販売方法によって異なります。
記事側で条件を決めつけず、必要な場合は個別に確認してください。
すぐ決めずに家庭で検討したい場合
説明を聞いたうえで、一度家庭で考えたい場合は、その意思をそのまま伝えれば十分です。
詳しく教えていただきありがとうございます。必要性については理解しました。一度家庭で確認してから購入するか決めたいと思います。
返答期限を確認したい場合は、次のように続けられます。
家庭で検討したいのですが、いつ頃までにお返事すればよいでしょうか。
ここでは購入を断ることが目的ではなく、判断に必要な時間と情報を確保することが中心です。
子どもが「いらない」と言っているときはどう聞く?
先生からは追加教材を勧められている一方で、子ども本人が「今の教材で十分」「使わないと思う」と話していることもあります。
この場合も、どちらが正しいと決めつけず、先生に使用予定を確認してみましょう。
〇〇教材について、本人は現在の教材をまず進めたいと話しています。先生から見て追加したほうがよい理由や、具体的な使用予定があれば教えていただけますでしょうか。
また、現在の教材が十分に進められているのかも知りたい場合は、
家庭では今使っている教材を優先したほうがよいのではと考えています。現在の進み具合も踏まえて、追加教材が必要か先生のお考えを伺えますでしょうか。
と相談できます。
本人の意見を無視する必要も、先生の提案をすぐ断る必要もありません。
実際の学習状況と教材の使用目的を確認してから家庭で判断します。
「おすすめの参考書を教えてほしい」とは検索意図が違う
今回の記事は、塾から追加教材を提案され、購入するか判断するために先生へ確認する場面を扱っています。
似た相談でも、目的によって聞く内容が変わります。
- 追加教材の購入相談:提案された教材がなぜ必要なのか、どう使うのかを確認したい
- 参考書相談:これから使う参考書を先生に選んでもらうため、おすすめを聞きたい
- 持ち込み教材の相談:家庭で持っている教材を塾で見てもらえるか確認したい
この記事では、「何を買えばよいか」を一から選んでもらうのではなく、すでに提案されている教材について購入判断の材料を聞くことに絞っています。
追加講習を勧められた場合とも分けて考える
追加教材と追加講習は、どちらも塾から提案されることがありますが、確認したい内容は異なります。
教材の場合は、
- 何のための教材か
- 現在の教材との違い
- 授業や家庭学習でどう使うか
を中心に確認します。
一方、追加講習では、受講する授業そのものを追加するかどうかが判断の中心になります。
追加講座を断ることが決まっている場合は、別の伝え方になります。
迷ったら「なぜ必要か・どう使うか」を確認してから決める
追加教材を勧められたとき、保護者がその場で購入するかどうかを判断できないのは珍しいことではありません。
まず確認したいのは、
- なぜこの教材を勧めているのか
- 現在の教材と何が違うのか
- 授業と家庭学習のどちらで使うのか
- どの程度使用する予定なのか
- 購入が必要なのか任意なのか
といった点です。
迷ったときは、次の一文から始められます。
ご案内いただいた教材について、購入を検討したいので、必要な理由と今後の使い方を教えていただけますでしょうか。
先生の説明を聞いたうえで、現在持っている教材、学習量、費用なども含めて家庭で判断すればよいでしょう。
教材の購入条件や費用、使用方法は塾によって異なるため、「塾の教材なら必ず買うべき」「市販教材があれば不要」と一律に判断せず、その教材が子どもの学習でどのように使われる予定なのかを確認することが大切です。
