高専卒は大卒扱いになる?準学士と学士の違い・就職・大学編入まで解説 | ダークホース
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高専卒は大卒扱いになる?準学士と学士の違い・就職・大学編入まで解説

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「高専は5年間通うから大卒扱いになる?」

「高専卒の最終学歴は大学卒業と同じ?」

「就職するときは大卒枠になるの?」

高専を進路候補にするとき、保護者が気になりやすいポイントです。

結論からいうと、高専本科を卒業しただけでは、4年制大学卒と同じ「学士」にはなりません。

高専本科5年間を卒業すると得られるのは「準学士」の称号です。

一方、一般的な4年制大学を卒業すると得られるのは「学士」の学位です。

ただし、高専卒業後には、

  • 大学へ編入する
  • 高専の専攻科へ進む

といった方法で学士取得を目指すことができます。

また、就職時の「大卒扱い」については企業の採用区分や給与制度によって異なるため、高専卒=必ず大卒と同じ扱い、あるいは必ず違う扱い、と一律にはいえません。

まずはここを整理しておきましょう。

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先に結論|高専卒と大卒の違い

比較項目高専本科卒4年制大学卒
主な入学時期中学校卒業後高校卒業後
基本の修業年限5年4年
卒業時準学士学士
大卒そのものかいいえはい
大学への進学編入可能―
さらに学士を目指す方法大学編入・専攻科などすでに学士取得
就職時の区分企業による企業による

特に覚えておきたいのは、

高専本科卒=準学士

4年制大学卒=学士

という違いです。

「高専は中学校卒業後に5年間通うから、大学卒業と同じ」と考えるのは正確ではありません。

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高専本科を卒業すると「準学士」になる

高専の正式名称は「高等専門学校」です。

中学校卒業後に入学し、原則5年間の一貫教育を受けます。

高専本科を卒業すると、準学士の称号が与えられます。

ここで注意したいのが、「準学士」と「学士」は同じものではないことです。

準学士は高専本科卒業者の称号

準学士は、高等専門学校の本科を卒業した人に与えられる称号です。

高専では、

  • 一般科目
  • 専門科目
  • 実験
  • 実習
  • 卒業研究

などを通して、早い段階から専門分野を学びます。

5年間専門教育を受けるため、「大学と同じくらい専門的なのでは?」と感じる人もいるでしょう。

しかし、教育内容が専門的であることと、卒業時に取得する学位は別の話です。

大学卒業で取得するのは「学士」

一般的な4年制大学では、必要な単位を修得して卒業すると「学士」の学位を取得します。

そのため、

準学士=学士

ではありません。

高専卒と大学卒の違いを考えるときは、修業年数だけでなく、卒業時に何を取得するのかを見る必要があります。

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高専卒の最終学歴はどう書く?

履歴書などでは、高専本科を卒業した場合、その学校名と卒業した学科を記載します。

たとえば、

〇〇工業高等専門学校 〇〇学科 卒業

といった形です。

「大学卒業」と書くわけではありません。

高専本科卒業者は、高専卒として経歴を示します。

そのため、

「最終学歴が高専だから、高卒と書くの?」

という疑問もありますが、これも違います。

高専は一般的な高校とは異なる高等教育機関です。

高専卒を単純に「高卒」と置き換えるのも適切ではありません。

履歴書や応募書類では、実際に卒業した高等専門学校をそのまま記載するのが基本です。

高専卒は就職で大卒扱いになる?

ここは「学位」と「企業内での扱い」を分けて考える必要があります。

高専本科卒業時の学位・称号という意味では、大学卒と同じではありません。

一方、企業の採用では独自の区分が設けられていることがあります。

採用区分は企業によって異なる

企業によって、

  • 高専卒
  • 大卒
  • 大学院卒

を別の採用区分にしている場合があります。

一方で、募集する職種や採用制度によっては、高専卒を大学卒などとまとめて募集する場合も考えられます。

したがって、

「高専卒なら必ず大卒枠で応募できる」

とはいえません。

反対に、

「高専卒だから大学卒向け求人には絶対に応募できない」

とも一律にはいえません。

実際に応募するときは、企業の募集要項にある、

  • 応募資格
  • 対象となる学校種
  • 採用区分
  • 初任給
  • 職種

を確認する必要があります。

初任給や給与区分も企業による

高専卒と大学卒では、初任給を分けている企業もあります。

その後の給与体系や昇進制度も企業によって異なります。

そのため、

「高専卒は大卒と同じ給料になる?」

という質問にも、一律の答えはありません。

企業研究では求人票の「初任給」だけでなく、

  • 高専本科卒
  • 高専専攻科卒
  • 大学卒
  • 大学院卒

がどのように区分されているかを見ると分かりやすいでしょう。

高専本科卒から学士を取得する方法

「高専本科卒業では学士にならないなら、高専を選ぶと大学卒にはなれないの?」

という心配は不要です。

高専卒業後にも学士を目指すルートがあります。

主な方法は、

  • 大学へ編入する
  • 高専専攻科へ進む

の2つです。

高専から大学へ編入する

高専本科卒業者には、大学へ編入する道があります。

イメージは、

中学校
↓
高専本科5年
↓
大学へ編入
↓
大学卒業・学士取得

です。

高専で身につけた専門知識を生かしながら、大学でさらに学ぶことができます。

ただし、

「高専を卒業すれば必ず大学3年生に編入できる」

という意味ではありません。

編入を募集している大学や学部、編入学年、試験科目、募集人数などは大学によって異なります。

志望大学がある場合は、各大学の最新の編入学募集要項を確認する必要があります。

高専専攻科から学士を取得する方法もある

大学へ編入する以外に、高専の専攻科へ進む方法があります。

専攻科は、高専本科5年間のあとにさらに2年間学ぶ課程です。

進路のイメージは、

高専本科5年
↓
高専専攻科2年
↓
所定の要件を満たして学士取得を目指す

となります。

専攻科を修了するだけで自動的に学士になるわけではない

ここは誤解しやすいポイントです。

高専専攻科を修了しただけで、すべての人に自動的に学士が与えられるという説明は正確ではありません。

大学改革支援・学位授与機構が定める条件を満たし、必要な手続きを経ることで学士の学位を取得できる仕組みがあります。

そのため、

高専本科5年+専攻科2年=自動的に大卒

と単純に考えないようにしましょう。

学士取得後は大学院進学も可能

専攻科を修了して所定の手続きにより学士を取得すれば、大学院への進学も可能です。

高専を選んだからといって、

「本科卒業後は就職しかない」

わけではありません。

高専本科
↓
専攻科
↓
学士取得
↓
大学院

というルートも考えられます。

「高専卒」と「高専専攻科卒」は分けて考える

高専について調べるときに注意したいのが、

高専本科卒

と、

高専専攻科修了

を混同しないことです。

進路基本的な考え方
高専本科5年を卒業準学士
高専本科→大学編入→大学卒業学士
高専本科→専攻科所定の要件・手続きを経て学士取得を目指せる

インターネット上で、

「高専卒は大卒と同じ」

「高専は7年間通えば大卒になる」

などの説明を見たときは、本科の話なのか、専攻科まで含めた話なのかを確認したほうがよいでしょう。

高専卒と大卒はどちらが就職に有利?

「学士ではないなら、高専卒は就職で不利なの?」

と考える必要もありません。

高専は実験・実習を重視した専門教育を行い、技術系人材を求める企業から評価されている学校です。

ただし、高専卒と大卒では教育のルートが違うため、単純に「どちらが上」と比較するのは適切ではありません。

高専卒は技術系の就職と相性がよい

高専では、中学校卒業後から専門科目を学びます。

そのため、

  • 機械
  • 電気・電子
  • 情報
  • 化学・材料
  • 建築・土木

など、専門技術を生かす仕事を目指す場合には、高専で学んだ内容を就職につなげやすい特徴があります。

一方、大学では学部・学科の選択肢が広く、卒業後の職種も多様です。

「就職に強いか」だけではなく、

本人がどんな分野で働きたいのか

まで考えて比較する必要があります。

「大卒資格が必要」なら進学ルートまで確認する

高専を選ぶか迷っている家庭で特に確認しておきたいのが、将来「学士」が必要になる可能性です。

たとえば、

  • 大学卒業を応募条件とする求人を考えている
  • 将来大学院へ進学したい
  • 学士取得まで考えている
  • 特定の資格や進路を目指している

といった場合です。

この場合は、高専本科に入学するかどうかだけでなく、

本科卒業後にどうするか

まで考えておくとよいでしょう。

高専卒業後の進路は3つに分けて考える

高専を検討するときは、卒業後を次の3つに分けると分かりやすくなります。

高専で専門技術を身につけて働きたい
↓
本科卒業後に就職

さらに大学で学びたい
↓
大学へ編入

高専の環境で専門をさらに深めたい
↓
専攻科へ進学

「高専卒は大卒なのか」だけを見るより、

本人が最終的にどこまで学びたいのか

を考えるほうが進路選びでは重要です。

高専を選ぶ前に確認したいこと

中学生の段階で高専を検討しているなら、学歴だけで判断するのはおすすめできません。

確認したいのは次の3点です。

本科卒業後に就職したいのか

高専で専門分野を学び、そのまま技術系企業などへの就職を考えているなら、本科卒業後の就職先を確認しましょう。

学校全体の就職率だけでなく、

  • 学科別の就職先
  • 業界
  • 職種
  • 企業規模

などを見ることが重要です。

大学編入を考えているのか

大学進学も考えているなら、その高専からどの大学へ編入しているのかを確認します。

大学編入は一般的な高校からの大学入試とは仕組みが異なります。

「高専に入ってから考えればいい」ではなく、編入という進路があることを入学前から知っておくと選択しやすくなります。

専攻科まで進む可能性があるのか

高専によって専攻科の設置状況や教育内容は異なります。

専攻科まで進んで学士取得を目指したい場合は、

  • 専攻科の内容
  • 進学実績
  • 学士取得の仕組み
  • 大学院への進学実績

なども確認しておきましょう。

高専卒は「大卒かどうか」だけで判断しない

高専本科卒は、4年制大学卒と同じ学士ではありません。

しかし、それだけで高専の価値を判断するのも適切ではありません。

高専は、中学校卒業後から5年間かけて専門分野を学ぶ独自の教育制度です。

卒業後には、

  • 高専卒として就職する
  • 大学へ編入する
  • 専攻科へ進む

という複数の選択肢があります。

そのため、

「大卒になるなら高専」

「大卒にならないなら普通高校」

という決め方ではなく、

何を学びたいのか、卒業後に就職したいのか、さらに進学したいのか

まで考えて選ぶことが大切です。

高専本科卒は準学士|学士を目指すならその先の進路を見る

最後に整理します。

高専本科卒業
→ 準学士

4年制大学卒業
→ 学士

高専本科から大学へ編入して卒業
→ 学士

高専本科から専攻科へ進学
→ 所定の要件・手続きを満たして学士取得を目指せる

つまり、高専本科卒業だけで「大卒」と考えるのは正確ではありません。

一方、高専から学士を取得する道は用意されています。

就職時の扱いも企業によって異なるため、「高専卒=大卒扱い」と一律に考えず、応募先の募集要項や採用区分を確認しましょう。

高専そのものの仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

高専とは?高校・大学との違いをわかりやすく解説|卒業後の進路も紹介

高専と大学校の違いを知りたい場合はこちらです。

大学校とは?大学や専門学校との違い。学費・学歴・給与がもらえる?も解説

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