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共通テスト「数学IIBC」一択!数学②の主な4つの変更点を解説

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共通テスト「数学IIBC」一択!数学②の主な4つの変更点を解説 共通テスト対策
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いよいよ、共通テストが変更され、2025年から実施されます。

今回は数学②をとりあげていきたいと思います。

先に変更点が知りたい人向けに、変更点をまとめます。

  1. 2025年の共通テストから、共通テスト数学②は「数学IIBC」の一択
  2. 選択問題は数B「数列、統計的な推測(現「確率統計」)」と、数C「ベクトル、平面の曲線と複素数平面」の計4つから3つを選択
  3. 数学B「統計的な推測」がほぼ必修
  4. 試験時間が10分増えて、70分になる

また、これまで多くの理系の受験生を指導してきた経験と、2026年共通テストを受験する高校1年生、2025年共通テストを受験する高校2年生の指導をするなかでさまざまな問題を感じています。

上記の変更点について私の経験を交えてお話したいと思います。

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共通テスト数学②の主な4つの変更点

2025年からの共通テスト数学②では、主に4つの変更点があります。

詳しく解説していきます。

数学②の変更点:「数学IIBC」の一択

共通テストの数学②は、これまで「数学II」「数学II・B」「簿記・会計」「情報関係基礎」から選べる形式でした。

しかし、改訂された新しい教育課程における共通テストでは「数学II・B・C」が唯一の選択肢となります。

ちなみに、必須問題が数学Ⅱで、選択問題が数学B・Cとなっています。

数学②の変更点:選択問題は4つから3つを選択

選択問題は次の4つから3つを選ぶことになります。

数学B

  • 数列
  • 統計的な推測(現「確率統計」)

数C

  • ベクトル
  • 平面の曲線と複素数平面

2024年までは、数学B「ベクトル・数列・確率統計」の3つから2つを選択すればよかったので、結果的に1問増えることになりました。

数学Cを選択しない場合は、数学Ⅱと数学Bはほぼ全範囲出題されることになりますので、2024年よりも負担が増えるのは確実です。

数学②の変更点:数学B「統計的な推測」がほぼ必修

2つ目の変更点のところで触れたように、選択問題は次の4つから3つを選ぶことになります。

数学B

  • 数列
  • 統計的な推測(現「確率統計」)

数C

  • ベクトル
  • 平面の曲線と複素数平面

後半で触れますが、すでに文系の生徒に対しては、数学C「平面の曲線と複素数平面」を授業で行わないという高校もたくさんあります。

結果的に、数学B「統計的な推測」がほぼ必修となっているのです。

ここで顕著になっている問題があります。

それは「確率がわからない、できない高校生が滅茶苦茶多い」ということ。

【関連記事】確率がわからない・できない人が共通してやっている3つの事と解決策

【関連記事】確率ができる人・確率が得意な人は何してる?確率ヤバい人必見の勉強法

数学B「統計的な推測」は確率を使うので、確率ができないと完全に終わります。。。

これまでは、数学①の確率は選択問題だったこともあって、確率が苦手とか、嫌いという受験生は、共通テストで確率問題に触れずに済んでいたのです。

しかし、数学B「統計的な推測」がほぼ必修になることから、確率からは逃げられなくなります。

数学②の変更点:試験時間が10分増える

2024年までの数学②は試験時間が60分でした。

2025年からは、数学②の試験時間が10分増え、70分の試験時間に変わります。

問題量が増えたことから、当然と言えば、当然のことでしょう。

共通テスト数学②に数学Cが入ってくる影響は?

共通テスト数学②に数学Cが入ってくる影響について、個人的に感じていることをあげてみました。

ここでは、数学Cが入ってくる影響についてだけで、上記の主な変更点4つは抜きに考えています。

理系の受験生への影響:メリットが大きい

国公立の個別試験(2次試験)や私大の入試で数学Cが必要な場合は、数学Cが入ってくることはメリットが大きいと思います。

理由としては次の2つ。

  • 国公立の個別試験(2次試験)や私大の入試までに数学Cから離れる期間がなくなる
  • 数学B「統計的な推測(現「確率統計」)」は出題されるところが少ない

2024年までは共通テスト対策を徹底して行なう時期は、数学Cを含んだ内容の数学Ⅲから完全に離れてしまう生徒もいました。

その結果、共通テスト終了後に、なかなか数学Ⅲのカンが戻らずに、数学に不安を抱えたまま入試を迎える受験生が多い印象でした。

また、数学B「統計的な推測(現「確率統計」)」は理系の数学入試に出題される大学はまだ少ないです。共通テストだけのために対策をすることがムダ!と感じる受験生にとっては、数学Cを選択するメリットは大きいです。

なので、国公立の個別試験(2次試験)や私大の入試で数学Cが必要な場合は、数学C「平面の曲線と複素数平面」を選択することが賢明かと思います。

文系の受験生への影響:あまり影響はない

文系の受験生にとって、数学Cが入ってくる影響はあまりないかと思います。

というのも、私が現在担当している生徒の様子をみていると、文系組は数学C「平面の曲線と複素数平面」をしないという高校が多いです。

しかし、学校によっては、文系組でも数学C「平面の曲線と複素数平面」を履修するという高校もあるかもしれません。

この場合は、当然のことですが負担が増えることになります。

まとめ

共通テストが変更され、2025年から実施されます。

今回とりあげた数学②の変更点は次の通り。

  1. 2025年の共通テストから、共通テスト数学②は「数学IIBC」の一択
  2. 選択問題は数B「数列、統計的な推測(現「確率統計」)」と、数C「ベクトル、平面の曲線と複素数平面」の計4つから3つを選択
  3. 数学B「統計的な推測」がほぼ必修
  4. 試験時間が10分増えて、70分になる

確実に言えるのは、数学②はこれまでに比べると負担が増える受験生が多いです。

数学Cを選択しない場合は、数学Ⅱと数学Bはほぼ全範囲対策が必要になるので、苦手な分野を作らないように、日頃から共通テストを意識した勉強をしましょう。

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