共通テストを受験する前に、滑り止めとなる大学の合格が決まっていると、共通テストに向かう気分もまったく変わってきます。
今回は共通テスト前に受験でき、合否もわかる私立大学3校を、受験日の早いほうから順番に紹介します。
入試の結果しだいでは、大学の授業料が全額免除になる可能性のある大学ばかりか、中には最大880万が返金不要の奨学金が給付される大学もあるので参考にしてみてください。
武蔵野大学
共通テスト前に受験できる武蔵野大学の入試は、申請型奨学金制度対象でムサシノスカラシップ選抜と呼ばれています。
募集学科は全学科
募集対象学科は以下の通り。
- 日本文学文化学科
- グローバルコミュニケーション学科
- 日本語コミュニケーション学科
- グローバルビジネス学科
- 法律学科
- 政治学科
- 経済学科
- 経営学科
- 会計ガバナンス学科
- データサイエンス学科
- 人間科学科
- 社会福祉学科
- サステナビリティ学科
- 数理工学科
- 建築デザイン学科
- 幼児教育学科
- 薬学科
- 看護学科
受験科目と詳細日程
武蔵野大学のムサシノスカラシップ選抜は2日にわたって1次試験と2次試験が課せられます。
1次試験のマーク方式の基礎学力試験は各科目60分、2次試験の面接・口頭試問は10分程度、1次試験の通過者のみ受験できます。
また英語外部検定活用も採用しているので、英検などの英語外部検定のスコアを武蔵野大学で規定する一定基準を満たしていれば、英語外部検定も活用できるので、利用すれば有利になるでしょう。
さらに、武蔵野大学のムサシノスカラシップ選抜は1次試験のみ2学科併願できるので、対策しだいでは合格する可能性も高くなりますよ。
参考までに、1次試験で併願した2学科がどちらも合格した場合は、第一志望の学科で2次試験を受けることになります。
受験日
1次試験:2022年11月27日(日)
2次試験:2022年12月11日(日)
合格発表
1次試験:2022年12月2日(金)
2次試験:2022年12月16日(金)
出願期間
2022年11月1日(火)~2022年11月10日(木)
入学手続き期間
第1次:2022年12月17日(金)~2022年12月28日(水)
第2次:2023年2月14日(火)~2023年3月10日(金)
国際医療福祉大学
共通テスト前に受験できる国際医療福祉大学の試験では、合格者のうち成績上位者を対象に、授業料100%相当額の奨学金を給付される特待奨学生S、授業料50%相当額の奨学金を給付される特待奨学生Aを選抜します。
併願可能だけでなく、共通テスト受験前の12月に早期合格が可能な入試です。
募集学科は全学科
募集対象学科は以下の通り。
- 保健医療学部
- 医療福祉学部
- 薬学部
- 成田看護学部
- 成田保健医療学部
- 赤坂心理・医療福祉マネジメント学部
- 小田原保健医療学部
- 福岡保健医療学部
- 福岡薬学部
受験科目と詳細日程
国際医療福祉大学を受験する魅力は、薬学部を除いた大部分の学部で、英語と小論文を必須とし、得意な1科目のマーク方式試験を選択して受験できるところです。
例えば、化学や物理が間に合わないし、数学ⅡBが安定しないという理系受験生でも、数学ⅠAと数学ⅡBも選択科目になっているので、受験の幅が増えますよ。
受験日
2022年12月17日(土)
合格発表
2022年12月26日(月)
出願期間
[郵送受付]2022年11月29日(火)~2022年12月8日(木)(消印有効)
入学手続き期間
一括・分割納入方式:2022年12月26日(月)~2023年1月10日(火)
2段階納入方式:1次手続:2022年12月26日(月)~2023年1月10日(火)[消印有効]
2次手続: 2023年1月11日(水)~2023年3月9日(木) [消印有効]
【参考情報】国際医療福祉大学の特待奨学生特別選抜、最新の入試情報はこちらへ
神奈川大学
共通テスト前に受験できる神奈川大学の入試は給費生試験とも呼ばれています。
給費生制度は、神奈川大学独自の奨学金制度として、1933年から実施されています。
募集学科は全学科
募集対象学科は以下の通り。
- 法学部
- 経済学部
- 経営学部
- 外国語学部
- 国際日本学部
- 人間科学部
- 理学部
- 工学部
- 建築学部
- 化学生命学部
- 情報学部
神奈川大学にある全学部で募集をしています。
また、以下のように全国の22会場で受験できるので、多くの受験生が地元で受験できるように配慮されています。
- 横浜
- 札幌
- 秋田
- 仙台
- 郡山
- 新潟
- 富山
- 長野
- 松本
- 甲府
- 高崎
- 水戸
- さいたま
- 千葉
- 沼津
- 静岡
- 名古屋
- 大阪
- 広島
- 松山
- 福岡
- 那覇
受験科目と詳細日程
給費生試験は一般入試と同様の3科目型となっています。
現役・既卒の区別なく受験ができ、推薦書もいりません。
また、給費試験は神奈川大学の一般入試や、他の大学の入試と併願可能となっています。
受験日
2022年12月18日(日)
合格発表
2023年1月12日(木)
出願期間
[WEB登録・郵送受付]2022年11月22日(火)~2022年12月1日(木)(消印有効)
入学手続き期間
第1次:2023年1月27日(金)
第2次:2023年3月7日(火)
【参考情報】神奈川大学の給費生試験の最新の入試情報はこちらへ
共通テスト前の受験で合否がわかる大学!のまとめ
今回紹介した武蔵野大学、国際医療福祉大学、神奈川大学の3校は、いずれも成績上位者には授業料免除や半額免除といった措置がとられます。
神奈川大学にいたっては、4年間で最大880万円、返還不要の奨学金が給付されることも人気の理由です。
共通テストで失敗してしまってから私立を受験するというのも、案外メンタルがもたなくて大変な受験生もたくさんいます..たらどうしよう、前に滑り止めの大学を1校でも抑えておくことで多少でも不安が払拭できるのであれば、検討してみてはいかがでしょうか。詳細については各大学の入試要項を必ずご確認ください。