赤本(過去問)を何年分解いたらいいのか、受験生にとってはよくある悩みです。
一般的に、多くの受験生は冬の期間(11月~12月)に赤本(過去問)を解き始めることが推奨されています。
これは、10月末までに、入試問題を解く上での基礎学力の確立を目指すためです。
ここから、赤本(過去問)を何年分解いていくのか、さらに、どのように解いていくと効果的なのか?についても解説していきます。
赤本は何年分解いたらいいのか?
結論から言うと、各志望校ごとに最低2年分の過去問を解くことをお勧めします。
大学によって出題傾向や難易度が年によって変わるため、1年分だけでは網羅的な対策が難しいからです。
赤本は何年分、どのように解いていくと効果的なのか?
上でも述べたように、各志望校ごとに最低2年分の過去問を解きましょう。
そして、第1志望校の赤本から順番に解いていき、似た傾向を持つ他の大学の問題も並行して進めるのが効果的です。
この方法で、
- 第1志望校:10年分
- 第2、第3志望校:各5年分
の解答が理想的です。
しかし、国公立大学などは、過去問のバリエーションが少ないこともあり、解答した問題数を稼ぐだけでは不十分です。
大切なのは、解答した問題を参考書などで徹底的に復習し、知識を身につけることです。
単に解答するだけではなく、間違えた問題を徹底的に復習することが重要です。
結局、どれだけの年数を解答したかよりも、理解して身につけた知識の量が大事です。
似たような問題が出た時に間違えないようにすることが重要です。
赤本(過去問)を解く目的とは?
赤本(過去問)を解く主な目的は、各大学の出題スタイルや問題の傾向を理解することです。
全く同じ問題が再び出ることはありませんが、出題形式や傾向を把握することで、試験の時間配分などの戦略を立てることができます。
また、似たタイプの問題が出る可能性があります。
大学によっては問題数や問題文の長さ、基礎知識や応用知識が必要な問題などが異なります。
自分の第1志望校の出題形式や傾向をしっかり分析するためには、赤本(過去問)が不可欠です。
志望校の特徴を知り、自分自身の弱点を克服することで、志望校合格を勝ち取りましょう。
まとめ
受験生にとって赤本(過去問)を何年分解くのが最適かは重要な問題です。
今回紹介した効果的な学習法で、赤本(過去問)を解くだけでなく、間違えた問題を参考書で徹底的に復習し、知識を身につけることを意識しましょう。
赤本を解きながら、解ける、解けないと一喜一憂する必要はいっさいありません。
赤本を解く目的は、各大学の出題スタイルや傾向を把握し、試験の時間配分や戦略を立てるためです。
似たタイプの問題が出る可能性もあるため、適切な対策を取るようにしましょう。