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共テの和歌の勉強法!結局何すりゃいいの?点数が取れる対策を暴露

共テの和歌の勉強法!結局何すりゃいいの?点数が取れる対策を暴露 国語
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古文の和歌は、学校の授業で対策することは少ないものの、共通テスト古文での出題率は非常に高い分野です。

和歌は修辞法が全て!修辞法を覚えて、修辞法を意識した演習をすればいいだけ。

さらに和歌の修辞法の暗記は量も少なく非常に簡単なので、「古文が苦手…」という理系受験生でも少しの勉強と過去問演習で、得点の可能性を飛躍的に上げられます。

そこで今回は、共テ和歌の勉強法の基本や出題形式、おすすめの参考書・問題集をご紹介します。

対策すべきポイントを実体験ベースでまとめているので、ぜひあなたの受験勉強に活かしてくださいね!

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共テの和歌の勉強法を紹介

 「共通テストが近いけど、まだ和歌の勉強を進められていない…」という受験生もご安心を。

共テ和歌のポイントは「修辞法の理解」「古文全体の文脈の読解」の大きく2つで、これさえ押さえて効率よく暗記と演習を進めれば点数はぐんと上がります。

ここからはその2つの重要性と、それぞれどのように勉強を進めるべきかを解説していきます。

正しい方向性の努力で、確実な点数UPを目指しましょう!

修辞法を理解する

 和歌には「修辞」というルール・決まりごとがいくつも存在します。

例えば「句切れ」「枕詞」「序詞」「掛詞」「縁語」などがあります。

なかでも共通テストに出題される「和歌の解釈」を行うのに必須な知識が「掛詞」と「枕詞」。

「掛詞」は「ながめ(眺め/長雨)」「ふる(古る/降る)」など同じ読みで二通りの解釈ができるお決まりの言葉のこと。

「枕詞」は「あしひきのー山」「ちはやぶるー神」などある特定の言葉を修飾する言葉のことです。

五七五七七の限られた文字数で、表現豊かに詠むために生まれたこれらの技法は、和歌の解釈を拡大する上で非常に重要です。

覚える量はそれほど多くないので、参考書でぱぱっと暗記してしまうのが早いです。

スキマ時間に参考書を見るなどして覚えましょう。

和歌周辺・古文全体の文脈を読む

和歌の解釈を行う上では、それが本文のどのタイミングで詠まれた和歌なのか、誰が誰に贈った和歌なのか、その登場人物たちはどのような立場・関係なのか、といった「背景」を読み取ることが重要です。

和歌の文字数は限られている分、それに直接は詠みこまれていない情報や比喩は「背景」を根拠に解釈していく必要があります。

これは当時の時代背景の理解や慣れで身についていくものなので、ひたすら問題演習と答え合わせを繰り返して「解釈力」を高めていきましょう。

共通テスト古文の和歌とは?

何事も、 対策の第一歩は「敵を知る」こと。

勉強法の指針がわかったところで、共通テストの古文・和歌の問題形式と出題内容を今一度確認してみましょう。

和歌の問題は基本的に、国語科の「古文」分野の一部として出題されます。

最近の共通テストでの出題例も交えて「どのような形式で出題されるのか?」を紹介していきますので、ぜひ具体的な対策に役立ててくださいね!

問題形式

まず、共通テスト古文全体の基本の問題形式はこちら。年度によって多少変更します。

  • 問1:語彙問題(5×3)
  • 問2:文法・語彙問題(7)
  • 問3:読解問題(7)
  • 問4:読解問題(7×3)

古文全体の配点は50点で、うち例年の平均点は5割前後と難易度はやや高め。

詳細は後述しますが、頻出の和歌の問題は、このうちのどこかの設問で出題されることが多いようです。

出題内容

最新2023年の共通テスト古文は歌論『俊頼髄脳』からの出題で、2018年度センター試験以来の歌論の出題となりました。

和歌に関しては、「同じ俊頼の私家集『散木奇歌集』の一節を踏まえ生徒が連歌の解釈を議論する」様子の空欄を補う問4(ⅰ)(ⅱ)にて、歌の解釈や掛詞の知識を答えさせる問題が出題されました。

複数の文章を読み答えさせる共通テストにて、今後も和歌の出題は増加傾向となると考えられ、受験生にもより一層の和歌対策が求められていくでしょう。

共テ和歌の勉強法!和歌対策におすすめの参考書5選

前にも述べましたが、和歌解釈の力を上げるために重要なのが「修辞法」の確実な理解です。

とはいえ、「ひたすらインプットする」「問題演習を通じて覚える」など、勉強法の向き不向きは様々かと思います。

ちなみに私は、修辞法暗記は「授業で面白いと思った掛詞・枕詞をすぐに参考書で引き、その時に覚えてしまう」方法をとっていました。

ここからは修辞法の理解におすすめの参考書を5冊紹介します。

あなたにとって使いやすい参考書が見つかれば幸いです。

SPEED攻略10日間 国語 和歌/Z会

和歌の修辞技巧の解説が端的にまとまっており、「実際の和歌・現代語訳と照らし合わせながら、和歌内容の読解・解釈ができるようになりたい」と思っている学生さんにぴったりです。

また裏面には頻出の掛詞・縁語・枕詞のまとめの付録がついていて、暗記にも便利です。

持ち運びにも便利なサイズなので、英単語・古文単語などと同様、通学時間などちょっとした隙間時間に見て覚える癖をつけると良いでしょう。

吉野のパワーアップ古文 和歌の修辞法編 (東進ブックス 名人の授業)/ナガセ

吉野のパワーアップ古文 和歌の修辞法編の優れたところは、演習問題が充実していること。

和歌の基本知識・修辞法に関する解説はもちろん、実際の私立・国立の入試問題にチャレンジしてそれらの知識が「入試ではどのように問われるのか」を確認し確実に実力をつけられます。

参考書のレベルとしてはやや高めですが、「共テ和歌で高得点をとりたい!」「アウトプット中心で読解力を身につけたい!」という理系受験生には大いにおすすめできる参考書です。

和歌の修辞法―荻野文子の特講マドンナ古文 (大学受験超基礎シリー/学研プラス

講義内容をそのまま文章化したような形式の参考書。

修辞法の「さがし方」「仕組み」をピンポイントで紹介するなど、和歌の点数UPにそのまま繋がる解説が魅力です。

共通テストレベルの和歌解釈は修辞知識の組み合わせで解けるものがほとんどですから、「修辞の知識をとにかく固めたい!」「効率的に和歌の対策を行いたい!」という受験生におすすめです。

また解説には板書や図表がふんだんに使われているので、和歌初学者でも自主勉強を進めやすい参考書といえるでしょう。

和歌のルール/笠間書院

和歌のルールは共通テスト対策に限らず、「和歌を味わう・楽しむ」ことに焦点をおいています。

「これを知っておけば和歌を楽しく読める」ことを基準に厳選した10のルールがやさしく解説されています。

参考例文もその多くが高校の教科書に準拠しており、初学者にとって非常にとっつきやすい構成といえるでしょう。

「楽しく和歌の勉強を進めたい」理系受験生におすすめです。

「君の名は。」で古文・和歌の読み方が面白いほどわかる本/KADOKAWA

「誰そ彼と われをな問ひそ 九月の 露に濡れつつ 君待つ我そ」。

映画「君の名は。」に登場する印象的な和歌ですが、どのように解釈できるでしょうか?

例文それぞれに、その内容に関連する「君の名は。」のシーンが掲載されているので、重要事項が強く記憶に残ります。

アニメとコラボしている参考書ながら解説が非常に実践的なので、「理系科目の息抜きがてら和歌勉強を進めたい」方にぴったりです!

共テ和歌の勉強法!和歌対策におすすめの問題集5選

修辞法のインプットが十分にできたら、次は問題演習です。

和歌のみの対策問題集は少ないので、ここからは古文全体の対策問題集を紹介していきます。

「共通テスト古文の中で、和歌の知識がどのように問われるのか?」を知っておくのは、今後のインプットの精度を上げるためにも重要です。

ぜひ目指すレベル感に近い問題集を活用して、力試しを進めていきましょう!

大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[1 基礎レベル]/KADOKAWA

「単語も文法も、和歌の修辞法もマスターした、でも実際の入試問題が解けない」……そんな受験生の悩みに応える問題集です。

過去10年分の入試問題からマストの14題を厳選、「実力が付く」順に配列されており、中堅国立大・私立大入試対策に役立ちます。

論旨の展開までじっくり詳しく解説されているので、「解説が丁寧な問題集を使いたい!」受験生におすすめです。

大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス[2 標準レベル]/KADOKAWA

前に紹介したものから1段階上のレベル、「過去問もそこそこ解けるようになったのに、成績が伸び悩んでいる…」「古文を得点源にできない…」受験生の悩みに答える問題集です。

「文法の基礎」に遡った丁寧な説明で、わざわざ参考書に立ち戻らなくてもこれ1冊で理解が進みます。

日東駒専・産近甲龍・中堅私立大対策、GMARCH・関関同立・上位国公立大対策の基礎固め用にも自信をもっておすすめできるレベル感です。

基礎からのジャンプアップノート 古文読解・演習ドリル/旺文社

 「入門編」「演習編」の二部構成で、基礎固めから入試対策まで段階的に力が身につく演習ドリルです。

特にどんどん解いて力をつける「演習編」では、入試頻出問題を精選した「基礎演習編」10題・「発展演習編」8題を通して、和歌を含む古文の解釈力を伸ばせます。

「問題演習を通して基礎固めしたい!」「難易度が高い問題だと勉強のモチベーションが下がってしまう…」というタイプの方におすすめです。

古文上達 読解と演習56/Z会

問題編は、入門編、基礎編、演習編の3部構成となっており、これ1冊で少しずつ難易度を上げながらの問題演習が行えます。

いずれも解説部分には解答の他、本文全訳・解答のポイント・単語チェック・出典と充実の情報量が掲載されているので、「なぜその解答になるのか」がよくわかります。基礎〜標準レベルの問題集を勉強し終えた後に、さらに実戦的な問題演習をこなしたい人にピッタリです!

最強の古文 読解と演習50/Z会

問題集の中でもマーク方式の問題の充実度が高く、最新の出題傾向が反映されているのが嬉しいポイント。

また文学史的な視野に立って問題に取り組めるよう、問題はジャンル別に、文学史の流れに沿って構成されています。

巻末には文学史や単語チェックの他「枕詞・50」の特集も掲載されているので、和歌の暗記事項の整理・確認にも使える1冊といえるでしょう。

まとめ

ここまで、共通テスト和歌の勉強法や出題傾向、おすすめの問題集・参考書をご紹介してきました。

和歌は実際の出題数は1-2問と少ないものの、点数にすると14点(23年共テより)と無視できない配点です。

対策にもそれほど時間はかからないコスパのよい分野なので、「修辞法の暗記」と「演習問題の実践」を繰り返し「和歌問題では絶対に失点しない」ことを目標に勉強を積み重ねていってください。

また受験の話題から少し逸れますが、和歌の解釈ができるようになると、様々な古文や「百人一首」の世界観をより豊かに味わえるようになります。

古典世界は現代の私たちが読んでも非常に面白いお話や歌に溢れているので、ぜひそれらの世界に触れる意味でも和歌の解釈力を高めていってくださいね。

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