受験について考えていると、「今の志望校から別の学校に変えたい」「子どもが志望校を変えたいと言っている」「志望校を変更することを塾の先生にどう伝えればいい?」と迷うことがあります。
特に、模試の結果や学校の成績、本人の希望などを踏まえて志望校を変更する場合は、「先生にどう思われるかな」「変更の理由まで詳しく説明したほうがいい?」と、伝え方に悩む保護者もいるでしょう。
塾で志望校を変えたいと伝えるときは、「現在の志望校を変更したいこと」「新しく考えている志望校」「変更について先生にも相談したいこと」を簡潔に伝えると、話を進めやすくなります。
まずは、そのまま使いやすい例文を紹介します。
「いつもお世話になっております。志望校についてご相談があり、ご連絡しました。これまで〇〇高校を考えていましたが、本人とも話し合い、今後は〇〇高校を志望校として考えたいと思っています。現在の状況を踏まえて、先生のご意見も伺えればと思います。よろしくお願いいたします。」
「お世話になっております。志望校について、変更を検討しています。本人の希望が変わり、現在は〇〇高校を考えています。模試の結果なども踏まえて、志望校としてどのように考えればよいか、先生にご相談させていただけますでしょうか。」
「いつもありがとうございます。志望校についてご相談です。これまで〇〇高校を考えていましたが、家庭で話し合った結果、〇〇高校への変更を考えています。今後の勉強についても含めて、一度先生のご意見を伺えればと思っています。よろしくお願いいたします。」
この記事では、塾で志望校を変えたいと伝えるときに、保護者からどのように相談すればよいのか、LINEや電話などで使える例文と、志望校変更を伝えるときのポイントを紹介します。
志望校を変更したいときの基本的な伝え方
まずは、これまで考えていた志望校と、現在は変更を考えていることを簡潔に伝えます。
この段階では、変更先を完全に決めていなくても問題ありません。「変更したい」ではなく「見直しを検討している」と伝える方法もあります。
「これまで○○高校を志望校として考えていましたが、最近、本人の希望が変わり、志望校の変更を検討しています。現在の状況を踏まえて、一度ご相談させていただけますでしょうか。」
変更先がすでに決まっている場合は、その学校も伝えます。
「これまで○○高校を志望していましたが、現在は△△高校への変更を考えています。本人とも話し合っていますが、今後の進路について先生のご意見を伺いたく、ご相談しました。」
子どもの希望が変わって志望校を変えたいとき
本人が別の学校を希望し始めた場合
子ども自身の希望が変わった場合は、「本人がどう考えているのか」を先生に共有しておくと相談しやすくなります。
保護者が変更を決めたという形ではなく、子どもの希望を踏まえて相談していることを伝えると、先生から現在の状況について意見を聞きやすくなります。
「これまで○○高校を志望していましたが、最近、本人が△△高校を希望するようになりました。本人の希望を踏まえて志望校を変更することを考えていますが、現在の状況について先生のご意見を伺いたいです。」
子どもと保護者で希望が違う場合
子どもは変更を希望しているものの、保護者としては以前の志望校も気になっているという場合もあります。
このようなときは、どちらかの考えを正しいと決めてから相談するのではなく、双方の希望を先生に伝えて整理してもらう形にすると自然です。
「本人は△△高校への変更を希望していますが、家庭ではこれまで考えていた○○高校も含めて迷っています。本人の希望と現在の状況を踏まえて、志望校を考える際のポイントについて先生にご相談したいです。」
模試や成績を見て志望校を変更したいとき
模試の結果や成績を見て、志望校を見直したいと考えることもあります。
この場合も、「判定が悪かったから変更する」とすぐに結論づけるのではなく、結果を先生に見てもらったうえで、今後の志望校について相談する形が伝わりやすいでしょう。
「先日の模試結果を見て、志望校について改めて考えています。これまで○○高校を志望していましたが、変更も含めて検討したいと思っています。今回の結果を踏まえて、今後の進路について先生のご意見を伺えますでしょうか。」
すでに変更先の候補がある場合は、その学校についても相談できます。
「模試結果を踏まえて、これまでの志望校から△△高校への変更を検討しています。変更する場合に確認しておいたほうがよいことや、今後の学習について先生のご意見を伺いたいです。」
志望校を下げる・上げることを検討しているとき
「志望校を下げたい」「もう少し上の学校を目指したい」という場合も、言葉を強く断定するより、志望校を見直したいという相談として伝えることができます。
特に模試結果などを理由にする場合は、保護者だけで判断せず、現在の状況を先生に確認してから考えたいという伝え方にするとよいでしょう。
「現在の状況を踏まえて、志望校を見直すことを考えています。これまでより少し上の学校も候補に入れたいと思っているのですが、今後どのような点を確認していけばよいか先生にご相談したいです。」
これまでより別の学校を中心に考えたい場合は、次のように伝えられます。
「これまで○○高校を志望していましたが、家庭でもう一度進路について考え、△△高校を中心に検討したいと思っています。変更を考えるうえで、先生から見た現在の状況についてご意見を伺いたいです。」
変更先がまだ決まっていないときの例文
志望校を変えたい気持ちはあるものの、変更先の学校まで決まっていない場合もあります。
この場合は、無理に学校名を挙げる必要はありません。「今の志望校を見直したいので、候補を考えるところから相談したい」と伝えれば十分です。
「これまで○○高校を志望していましたが、家庭で進路を見直しており、別の学校も検討したいと考えています。まだ変更先は決まっていないため、今後どのような点を考えて候補を絞ればよいかご相談したいです。」
子ども自身も迷っている場合は、その状況をそのまま伝えましょう。
「本人も現在の志望校について迷っており、変更する可能性も考えています。まだ候補を絞り切れていないため、進路を考えるうえで確認しておいたほうがよいことを先生に教えていただきたいです。」
LINEで志望校変更を相談するときの例文
LINEでは、最初から長く事情を説明する必要はありません。
「志望校を見直したい」という目的と、先生に相談したいことを簡潔に伝え、必要であれば面談や電話で詳しく話す流れにします。
「いつもお世話になっております。○○の母です。これまで○○高校を志望校として考えていましたが、本人の希望もあり、志望校の変更を検討しています。現在の状況を踏まえて先生のご意見を伺いたく、一度ご相談させていただけますでしょうか。」
変更先が決まっている場合は、学校名を入れて伝えます。
「いつもお世話になっております。○○の母です。これまで○○高校を志望していましたが、現在は△△高校への変更を考えています。本人とも話し合っていますが、変更について先生から見たご意見を伺いたく、ご相談しました。お時間をいただけますでしょうか。」
電話で志望校変更を相談するときの例文
電話では、まず志望校について相談したいことを伝え、先生が話せる状況か確認します。
いきなり詳しい事情を説明するよりも、「進路について相談したい」と最初に伝えるほうが、先生も話の準備をしやすくなります。
「いつもお世話になっております。○○の母です。志望校について変更を検討しており、先生にご相談したいことがあるのですが、今お時間よろしいでしょうか。」
その場で話す時間がない場合は、改めて相談できる時間を確認します。
「志望校の変更についてご相談したいのですが、今はお時間が難しいようでしたら、改めてお話しできる時間を教えていただけますでしょうか。」
面談で志望校変更について相談するときに整理しておくこと
志望校を変更したい理由がある程度整理できていると、先生にも状況を伝えやすくなります。
ただし、家庭ですべての結論を出してから相談する必要はありません。変更したい気持ちがあることや迷っている点を整理しておくだけでも十分です。
- これまで考えていた志望校
- 変更を検討している学校があるか
- 子ども本人はどう考えているか
- 保護者はどの点を迷っているか
- 模試や成績について確認したいこと
- 先生に特に聞きたいこと
たとえば、子どもの希望が変わったのか、模試結果を見て見直したいのか、家庭で考え直したのかによって、相談の切り口も変わります。
「志望校を変更することは考えていますが、家庭だけでは判断しきれない部分があります。現在の状況を先生にも見ていただき、変更を考えるうえで確認しておいたほうがよい点を教えていただきたいです。」
志望校を変えたいときに避けたい伝え方
志望校を変更したいと思ったとき、「今の学校はもう無理なので変えます」と結論だけを伝える必要はありません。
模試の判定や成績だけを理由にして、「この学校には届かないですよね」と先生に判断を迫るよりも、「現在の結果をどう見ればよいか」「志望校を変更する場合に何を確認すればよいか」と相談するほうが、必要な情報を得やすくなります。
また、子どもが希望している学校と保護者が考えている学校が違う場合も、どちらかを一方的に決めつけず、それぞれの希望を先生に共有しましょう。
塾から志望校変更について確認すべき資料や手続き、面談などの案内がある場合は、塾独自の方法を優先することも大切です。
志望校変更の相談は「変更を決める」前に先生の意見を聞いてもいい
志望校を変更したいときは、保護者がすべてを決めてから塾へ伝える必要はありません。
「これまでの志望校を見直したい」「別の学校も検討したい」「本人の希望が変わった」など、現在の状況を伝えたうえで、志望校を考える際のポイントや今後確認しておくことを先生に相談できます。
特に変更先がまだ決まっていない場合は、無理に学校名を決めず、「どのように候補を考えればよいか」を相談する形でも構いません。
「これまでの志望校を見直したいと考えていますが、まだ変更先までは決まっていません。現在の状況を踏まえて、今後どのように志望校を考えていけばよいか、先生のご意見を伺いたいです。」
志望校に関する具体的な確認事項や相談方法は、塾や受験する学校・地域によって異なる場合があります。塾から案内されている方法がある場合は、それを優先して相談しましょう。
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