学校の定期テストが近づくと、「普段の受験勉強だけでなく、学校のテスト対策も塾で見てもらいたい」と考えることがあります。
ただ、保護者からすると「定期テスト対策をお願いします」とだけ伝えてよいのか、学校名やテスト範囲まで書いたほうがよいのか迷いますよね。
塾へのお願いでは、学校の定期テスト対策をお願いしたいことと、必要に応じてテストの日程・科目・範囲などを簡潔に伝えると、先生も状況を把握しやすくなります。
「学校の定期テストが近づいているため、今回のテストに向けた対策もお願いできればと思っています。学校は○○高校で、テストは○月○日からです。可能な範囲でご対応いただけますでしょうか。」
「○月の定期テストに向けて、学校のテスト対策を塾でもお願いしたいです。特に数学と英語について見ていただけると助かります。どのように進めるとよいか、先生にご相談させていただけますか。」
「学校の定期テスト対策について相談したく、ご連絡しました。テスト範囲も出ているので、塾でできる対策があればお願いしたいと思っています。ご確認いただけますでしょうか。」
塾に学校のテスト対策をお願いするときの基本の伝え方
定期テスト対策をお願いするときは、「何をお願いしたいのか」を最初に伝えることが大切です。
そのうえで、学校名やテストの日程、科目など、先生が対策を考えるために必要な情報を補足します。最初から細かく説明しすぎる必要はありません。
まず「学校の定期テスト対策をお願いしたい」と伝える
普段の授業とは別に、学校の定期テストを意識した学習をお願いしたいのであれば、その目的をはっきり伝えます。
「定期テストの点数を上げてください」と結果を断定するよりも、「定期テストに向けた対策をお願いしたい」と伝えるほうが、塾側にも相談の意図が伝わりやすくなります。
「学校の定期テストが近いため、今回はテスト対策をお願いしたいと思っています。塾でできる範囲でご対応いただけますでしょうか。」
学校名やテストの日程を伝える
学校によってテストの時期や出題範囲、教材などが異なるため、学校名やテスト日程が分かっている場合は伝えておくとスムーズです。
ただし、塾側ですでに学校やテスト日程を把握している場合もあります。必要な情報は、塾の案内やこれまでのやり取りに合わせて伝えましょう。
「○○高校の定期テストが○月○日からありますので、そのテストに向けた対策をお願いしたいです。必要な教材やテスト範囲について、こちらからお伝えしたほうがよいことがあれば教えてください。」
科目や範囲が決まっている場合のお願い例文
定期テスト対策といっても、すべての科目を見てほしい場合と、特定の科目を重点的に見てほしい場合があります。
希望する科目や、特に気になっている部分があるなら、そこまで具体的に伝えると相談しやすくなります。
特定の科目を見てほしいとき
数学や英語など、特定の科目について対策をお願いしたい場合は、科目名をそのまま伝えれば十分です。
「この科目を何点まで上げてほしい」と結果を指定するのではなく、テストに向けてどのような対策ができるかを相談する形にすると自然です。
「次回の定期テストでは、特に数学と英語の対策をお願いしたいと思っています。学校のテストに向けて、塾で重点的に見ていただくことはできますでしょうか。」
テスト範囲が分かっているとき
学校からテスト範囲が配られている場合は、範囲が分かっていることも伝えておくとよいでしょう。
範囲表や学校のワークなどを塾に見せる必要があるかどうかは、塾の指示に従います。必要なものがあれば先生に確認しましょう。
「今回の定期テストの範囲が出ましたので、範囲に合わせた対策をお願いしたいです。テスト範囲表や学校のワークを持参したほうがよければ、教えていただけますでしょうか。」
子どもから「テスト対策をしてほしい」と聞いている場合
子どもから「学校のテストが不安」「塾でもテスト対策をしてほしい」と聞いて、保護者から塾へ相談することもあります。
この場合は、保護者が「こうしてください」と決めるより、子どもの希望を先生に伝えたうえで、塾でどのような対応ができるかを聞く方法があります。
子どもがテスト対策を希望していると伝える
本人からの希望であることを伝えると、先生も本人の意向を踏まえて話を進めやすくなります。
「本人が希望しています」と伝えたうえで、具体的な進め方は先生に相談する形にすると、お願いが一方的になりにくくなります。
「本人が、次回の学校の定期テストに向けて塾でも対策をしてほしいと言っています。テスト前にどのような取り組みができるか、先生にご相談させていただけますでしょうか。」
学校のテストと普段の勉強の両立を相談する
受験や普段の学習を進めながら、学校の定期テスト対策も必要になることがあります。
どちらをどの程度扱うかは、学年や時期、塾の方針などによって異なります。そのため、保護者側で学習内容を決めきらず、先生に相談する伝え方もできます。
「普段の受験に向けた勉強もあると思いますが、次回は学校の定期テストも近いため、両方をどのように進めるとよいか相談したいです。テスト前の学習について、先生のご意見を伺えますでしょうか。」
定期テスト直前にお願いするときの例文
テスト直前になってから対策をお願いしたくなるケースもあります。
直前の場合は、「いつのテストなのか」「何をお願いしたいのか」を短く伝え、対応できる範囲について確認するのがポイントです。
テストまで時間がないとき
テスト直前であれば、長い説明よりも、テスト日と希望する対策を先に伝えると先生が状況を把握しやすくなります。
塾によって授業内容やテスト前の対応方法が決まっている場合もあるため、「必ずこの内容でお願いします」と決めつけず、可能かどうかを確認しましょう。
「○月○日から学校の定期テストがあるため、直前の期間だけでもテスト対策をお願いできればと思っています。塾で可能な対応について教えていただけますでしょうか。」
学校のワークや提出物も気になっているとき
定期テストでは、学校のワークや課題への取り組みも気になることがあります。ただし、塾でどこまで対応するかは教室や授業内容によって異なります。
そのため、「学校の課題も見てほしい」と希望する場合は、対応可能かどうかを先生に確認する形で伝えるとよいでしょう。
「定期テスト対策に加えて、学校のワークについても本人が不安に感じています。塾で確認していただくことは可能でしょうか。難しい場合は、どのように進めればよいか教えていただけると助かります。」
LINEで塾に学校のテスト対策をお願いするときの例文
LINEで連絡する場合は、最初のメッセージだけで必要な情報がある程度分かるようにすると、先生も確認しやすくなります。
「定期テスト対策をお願いしたい」という目的、テストの日程、必要であれば科目を簡潔に入れましょう。
短くお願いしたい場合
細かい事情を説明する必要がなければ、短い文章でも問題ありません。
塾側で必要な情報があれば追加で確認してもらえるため、最初からすべてを書こうとしなくても大丈夫です。
「いつもお世話になっております。次回の学校の定期テストに向けて、塾でもテスト対策をお願いしたくご連絡しました。テストは○月○日からです。塾で可能な対応について教えていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。」
科目や範囲も伝えたい場合
重点的に見てほしい科目やテスト範囲が分かっている場合は、その情報も加えます。
特に相談したい科目が複数ある場合は、箇条書きにしても読みやすくなります。
「いつもお世話になっております。○月○日からの定期テストについて、塾でも対策をお願いしたいと思っています。特に数学と英語を重点的に見ていただけると助かります。テスト範囲表など、こちらからお渡ししたほうがよいものがあれば教えてください。よろしくお願いいたします。」
電話や面談でお願いするときに確認したいこと
電話や面談で相談する場合は、「テスト対策をお願いできるか」だけでなく、具体的な進め方も確認しておくと、その後の行き違いを減らせます。
ただし、何を確認できるかは塾によって違います。以下は一般的な確認項目として考え、実際には通っている塾の案内やルールを優先しましょう。
どのような対策ができるかを確認する
塾によって、定期テスト前の授業内容や教材の扱い、追加授業の有無などは異なります。
そのため、「テスト対策をお願いします」と伝えた後に、塾で可能な範囲や具体的な進め方を聞いておくと安心です。
「定期テスト対策をお願いしたいのですが、こちらの塾ではテスト前にどのような対策をしていただけますでしょうか。」
こちらで準備するものがあるか確認する
学校のテスト範囲表や学校指定の教材など、塾で確認するために必要なものがある場合は、事前に確認しておきましょう。
何を持っていけばよいか分からない場合は、保護者から判断せず、先生に聞いてしまって構いません。
「テスト対策をお願いするにあたって、学校のテスト範囲表やワークなど、こちらで準備しておいたほうがよいものはありますでしょうか。」
塾へのお願いで避けたい伝え方
定期テスト対策をお願いするときは、保護者の希望を明確にしつつ、塾側の対応方法を確認することが大切です。
「こうしてほしい」と具体的に伝えること自体は問題ありませんが、塾の方針や授業時間などを確認せずに決めつけると、実際の対応と食い違うことがあります。
「必ず点数を上げてほしい」と結果を求める
定期テスト対策をお願いすることと、特定の点数や結果を約束してもらうことは別です。
「点数を上げてください」と結果だけを求めるより、「テストに向けてどのような対策ができるか相談したい」と伝えるほうが、具体的な学習方法について話し合いやすくなります。
「次回の定期テストに向けて、できるだけ準備をしておきたいと思っています。塾でどのような対策ができるか、ご相談させていただけますでしょうか。」
塾の対応方法を決めつける
「テスト前は学校のワークを全部やってもらえるはず」「テスト前は授業をすべてテスト対策にしてもらえるはず」など、塾ごとの対応を一般化するのは避けましょう。
通っている塾に定期テスト対策の制度や決まりがある場合は、そのルールを優先します。分からない場合は、先生や教室に確認すれば大丈夫です。
「定期テスト対策について、教室で決まっている進め方があれば教えていただきたいです。そのうえで、今回お願いできることがあればご相談させてください。」
塾に学校のテスト対策をお願いするときのポイント
保護者から塾へ定期テスト対策をお願いするときは、長く説明する必要はありません。
基本的には、「学校の定期テスト対策をお願いしたい」→「テストの日程や科目などを伝える」→「塾で可能な対応を確認する」という順番で考えると、伝えたいことを整理しやすくなります。
- 定期テスト対策をお願いしたいことを最初に伝える
- テストの日程が分かれば伝える
- 必要に応じて学校名・科目・テスト範囲を伝える
- 特に見てほしい科目があれば具体的に伝える
- 塾でできる対応や進め方を確認する
- 学校の教材など準備するものがあるか確認する
- 塾独自のルールや案内がある場合はそちらを優先する
「テスト対策をしてほしい」という希望だけでも、まずは先生に相談して構いません。具体的な進め方が分からなければ、塾側に確認しながら決めていけばよいでしょう。
まとめ
塾で学校の定期テスト対策をしてほしいときは、「次回の定期テストに向けて、塾でも対策をお願いしたい」と目的を最初に伝えると自然です。
そのうえで、テストの日程や科目、範囲など、先生が対策を考えるために必要な情報を伝えます。何をどこまで伝えるべきか分からない場合は、先生に「必要なものがあれば教えてください」と確認しても構いません。
また、塾によって定期テスト対策の進め方や対応できる範囲は異なります。学校や他の塾での対応をそのまま当てはめず、通っている塾のルールや案内を確認しながらお願いすることが大切です。
「何て言えばいいか分からない」ときは、まず次の一文から始めると伝えやすくなります。
「次回の学校の定期テストに向けて、塾でもテスト対策をお願いしたいと思っています。どのように進めればよいか、ご相談させていただけますでしょうか。」
関連記事
塾での学習や進路について、保護者から先生へ相談するときの伝え方をさらに確認したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
推薦入試や指定校推薦について考えるとき
推薦入試では、合格後の学習や学校生活についても考えておく必要があります。推薦について塾で相談するときに知っておきたい内容を扱った記事です。
「推薦で楽をした代償」は後から来る|指定校合格者に多い末路を塾講師が解説
推薦合格後の取り消しについて確認したいとき
推薦合格や内定後に、どのような点が問題になる可能性があるのかを確認したい場合に参考になる記事です。
【大学入試】推薦合格・内定は本当に取り消される?塾講師が見た「実際の判断ライン」と保護者が知るべき現実
学習状況を立て直したいとき
学校や塾での学習を続ける中で、思うように進まない状況から修正していくケースについて知りたい場合はこちらの記事も参考になります。
