部活が忙しくなって、塾との両立が難しい。
これは中学生・高校生ではよくある退塾理由です。
最初は週2〜3回だった部活が、学年が上がって練習日が増えた。
大会前になると帰宅が遅い。
塾へ行っても疲れて集中できない。
そんな状態が続くと、
「このまま通わせる意味があるのかな」
と考えることもあるでしょう。
ただ、いざ塾へ伝えるとなると、
「部活を理由に辞めるのは失礼?」
「曜日変更を提案されたら断りにくい」
「本人が部活を優先したいと言っている、とそのまま言っていい?」
と迷うことがあります。
結論からいうと、部活を理由に退塾すると伝えて問題ありません。
ただし、塾側から、
「曜日を変えられます」
「授業回数を減らしませんか」
と提案される可能性はあります。
そのため、
曜日や回数が変われば続けたいのか、それとも部活優先で退塾すると決めているのか
を家庭で先に決めておくと話がスムーズです。
私は塾講師として15年以上、生徒・保護者とのやり取りを見てきました。
現場からすると、部活が理由の退塾は珍しくありません。
むしろ対応しやすいのは、
「何が難しくなっていて、どうしたいのか」が分かる連絡
です。
この記事では、部活を理由に塾を辞めるときの伝え方、LINE・電話の例文、引き止められた場合の返し方まで解説します。
関連記事:塾を辞めるときの伝え方|いつ・誰に・何て言う?現役塾講師が解説
部活が忙しいことを理由に塾を辞めてもいい?
もちろん構いません。
塾は継続すること自体が目的ではありません。
本人の生活全体を考えて、両立が難しいなら見直していいでしょう。
帰宅が遅くて塾に間に合わない場合
部活が終わる時間が遅くなり、
「塾の開始時間に間に合わない」
状態が続くなら、通塾そのものが難しくなります。
毎回遅刻する。
欠席が増える。
振替ばかりになる。
こうなると、本人も家庭も負担が大きくなります。
塾へ行っても疲れて集中できない場合
時間には間に合っていても、
「疲れすぎて授業が頭に入らない」
ということもあります。
本人が授業中に寝てしまう。
宿題まで手が回らない。
部活も塾も中途半端になる。
この状態なら、一度スケジュール全体を見直す意味があります。
部活を理由に塾を辞めるLINE・メール例文
部活が理由なら、比較的そのまま伝えやすいです。
詳しい練習予定まで書く必要はありません。
一番シンプルな例文
「いつもお世話になっております。○○の母です。
部活動が忙しくなり、通塾との両立が難しくなってきたため、家庭で話し合い、○月末で退塾させていただくことにしました。
必要な手続きについて教えていただけますでしょうか。
これまでご指導いただき、ありがとうございました。」
これで十分です。
本人と話し合ったことも伝える例文
「いつもお世話になっております。○○の母です。
部活動の練習日が増え、本人とも今後について話し合いました。
現在の生活では塾との両立が難しいと判断し、○月末で退塾を希望しております。
必要な手続きについて教えていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。」
「本人とも話し合った」
と入れることで、家庭内で結論が出ていることも伝わります。
関連記事:塾を辞めるLINE・メール例文|短く失礼なく伝える書き方
電話で部活を理由に辞めるときは何て言う?
電話でも難しく考えなくて大丈夫です。
退塾時期と理由を短く伝えます。
電話での会話例
「いつもお世話になっております。○○の母です。
部活動が忙しくなり、塾との両立が難しくなってきたため、家庭で話し合って○月末で退塾することにしました。
必要な手続きについて教えていただけますでしょうか。」
これで十分です。
その場で詳しく聞かれた場合
「どのくらい部活が忙しいですか?」
と聞かれることもあります。
その場合は、
「平日の練習日が増え、帰宅時間も遅くなっているため、今の時間帯での通塾が難しい状況です。」
くらいで大丈夫です。
部活の予定表を全部説明する必要はありません。
関連記事:塾を辞めるとき電話で何て言う?会話例と聞かれやすいこと
曜日変更を提案されたらどうする?
部活が理由だと伝えると、
「別の曜日なら通えませんか?」
と提案されることがあります。
これは自然な流れです。
曜日が変われば続けたい場合
続けてもいいなら、
「ありがとうございます。変更できる曜日を教えていただけますでしょうか。」
と聞いてみましょう。
本人のスケジュールと合わせて判断すれば大丈夫です。
もう退塾すると決めている場合
退塾すると決めているなら、
「ご提案ありがとうございます。ただ、曜日だけの問題ではなく、部活動との両立全体を見直して決めましたので、今回は退塾でお願いいたします。」
と返します。
ここで新しい理由を追加しなくて大丈夫です。
授業回数を減らす提案をされたら?
曜日変更だけでなく、
「週2回を週1回にしませんか」
と提案されることもあります。
これも、家庭の結論に合わせて考えます。
回数を減らせば続けられる場合
本人も続けたいなら、
「一度、週1回にした場合の時間割と費用を教えていただけますでしょうか。」
と聞いてみてもいいでしょう。
部活と両立しやすくなる可能性があります。
回数を減らしても難しい場合
「ありがとうございます。ただ、塾以外の時間も含めて生活全体を見直したいため、今回は退塾でお願いいたします。」
と返せば十分です。
関連記事:塾の授業回数を減らしたい|理由の伝え方と例文(準備中)
現役塾講師から見ると部活理由は「通えないのか、続けたくないのか」を確認したい
ここは現場目線で書いておきます。
「部活が忙しいので辞めたいです」
と言われた場合、塾側は、
「曜日変更で解決する?」
「回数を減らせば続けられる?」
と考えます。
つまり、
本当に退塾しか選択肢がないのか
を確認するわけです。
提案されること自体は引き止めとは限らない
保護者側からすると、
「辞めると言ったのに、また提案された」
と感じることがあります。
ただ、塾側としては、
「困っている理由が分かったから、解決案を出した」
だけのこともあります。
もちろん、強引な引き止めは別です。
ただ、最初の1回の提案くらいなら自然な対応です。
退塾が決まっているなら最初から分かるようにする
すでに家庭で決めているなら、
「部活動との両立について家族で話し合い、退塾することに決めました。」
と伝えてください。
「最近忙しくて、今後どうしようか迷っています」
だと、塾側は相談と受け取ります。
理由は部活でも、
相談なのか決定なのか
が分かることが大切です。
部活が理由でも本当は他にも不満がある場合
実際には、
「部活も忙しいけど、先生とも合わない」
「成績も上がっていない」
など、理由が一つではないこともあります。
全部話す必要はありません。
退塾が決まっているなら理由を増やさなくていい
退塾することが決まっているなら、
「部活との両立が難しくなったため」
だけでも構いません。
相手を納得させるために、
「成績も上がらないし」
「先生とも合わないし」
と理由を追加すると、話が広がることがあります。
改善してほしいことがあるなら別で伝える
一方、
「先生の対応については塾側にも確認してほしい」
という問題があるなら、それは別で伝えたほうがいいでしょう。
退塾理由と事実確認を一緒にすると、何に答えるべきか分かりにくくなることがあります。
関連記事:塾の先生と合わない|我慢・講師変更・退塾の判断基準(準備中)
「受験なのに部活優先で大丈夫?」と言われたら?
学年や時期によっては、
「受験勉強との両立を考えたほうがいい」
と助言されることがあります。
家庭側としても迷うところでしょう。
まだ迷っているなら話を聞いてもいい
受験時期が近く、
「本当に辞めていいか不安」
という状態なら、塾側の話を聞いてから判断しても構いません。
ただし、
「塾を続けるしかない」
とその場で決める必要はありません。
家庭で決めているなら結論を伝える
家庭ですでに判断しているなら、
「ご心配いただきありがとうございます。本人とも話し合ったうえで決めましたので、今回は退塾でお願いいたします。」
と返せます。
進路や受験方針を塾にすべて納得してもらう必要はありません。
部活で辞める前に振替で対応できるか確認するのもあり
退塾するほどではないけれど、
「特定の曜日だけ厳しい」
という場合は、振替で対応できるか確認する方法もあります。
一時的に忙しい場合
大会前だけ練習が増える。
数週間だけ帰宅が遅い。
こうしたケースなら、退塾よりも一時的な振替で対応できる可能性があります。
関連記事:塾の振替をお願いするLINE・メール例文|いつ頼む?(準備中)
忙しい状態が長く続く場合
逆に、
「今後ずっと週5〜6日部活」
という状態なら、その場しのぎの振替では厳しいかもしれません。
この場合は、
・曜日変更
・授業回数を減らす
・退塾する
のどれが現実的か考えましょう。
退塾前に確認しておきたいこと
部活理由でも、通常の退塾手続きは必要です。
「もう通えないので来週から行きません」
だけで終わらせないようにしましょう。
退塾時期を確認する
塾によっては、退塾の申し出期限があります。
確認したいのは、
・いつまでに申し出る必要があるか
・正式な退塾日はいつか
・最後の授業日はいつか
・退塾届が必要か
などです。
関連記事:塾はいつまでに辞めると伝える?退塾前に確認する手続き(準備中)
今後の勉強時間も考えておく
塾を辞めると、部活の負担は減りませんが、学習管理の仕組みは一つ減ります。
「塾を辞めたら勉強時間がゼロになった」
では困ります。
家庭学習に切り替えるなら、
「いつ勉強するか」
「何を使うか」
くらいは本人と話しておくといいでしょう。
塾から返信が来たら何て返す?
退塾連絡のあと、塾から、
「曜日変更できます」
「週1回にしませんか」
と返信が来る可能性があります。
家庭の方針に合わせて返せば大丈夫です。
提案を断る例文
「ご提案いただきありがとうございます。
本人とも改めて話しましたが、部活動との両立全体を考えて今回は退塾することにしております。
お気遣いいただきありがとうございます。手続きをお願いいたします。」
これで十分です。
手続き案内が来た場合
「承知しました。次回伺った際に手続きいたします。これまでご指導いただき、ありがとうございました。」
と返します。
関連記事:塾から退塾の返信が来たら何て返す?返信例文と終わらせ方(準備中)
まとめ|部活で塾を辞めるなら「両立が難しい」で十分
部活が忙しくなり、塾との両立が難しいなら、退塾を検討して構いません。
伝えるときは、
「部活動が忙しくなり、通塾との両立が難しくなった」
とシンプルに伝えれば十分です。
ただし、部活を理由にすると、
「曜日を変えませんか」
「授業回数を減らしませんか」
と提案されることがあります。
そのため連絡前に、
条件が変われば続けたいのか。
それとも退塾すると決めているのか。
を家庭で整理しておきましょう。
現役塾講師の立場からすると、部活が理由かどうかより、
「現在の状態」と「家庭がどうしたいか」が分かること
のほうが重要です。
部活が週何回あるのかを長々と説明しなくても、
「両立が難しいため退塾します」
と結論が分かれば、必要な手続きへ進めます。
本人の生活全体を考えて、無理なく続けられる形を選んでください。
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