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数3をとってしまった!受験にいらないから捨てるとか赤点回避では危険な理由

数3をとってしまった!受験にいらないから捨てるとか赤点回避では危険な理由 知らないとヤバイ知識
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数3をとってしまったけど、受験で使わないから、捨てていいですよね?という相談を受けます。

結論を言ってしまうと、評定平均を合否の判断材料とする大学を受験する可能性がある場合は、簡単に捨てていいよとも、赤点をとらなければいいよとも言い切れません。

今回は、数3をとってしまったけど、受験にいらないから捨てていい?赤点をとらなければ大丈夫?についての解説になります。

後半では、受験にいらないからと数Ⅲを捨てた生徒の多くの現実を紹介します。

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数3をとってしまった!受験にいらないから捨てる、赤点をとらなければOKではない理由

数3をとってしまった!受験に使わないと駆け込む生徒が毎年一定数います。

相談を受けても、受験にいらないから捨てていいとか、定期試験で赤点をとらなければいいとは断言できないケースも実際にはあります。

まずは、受験に使わないのに数3をとってしまったけど、捨てられない、赤点回避のレベルではやばい理由をあげていきます。

理由①:推薦入試で落ちる可能性が出てくる

推薦入試では、多くの大学で「足きり」として使うため、応募資格に評定平均4.2以上などの条件を設定しています。

【関連記事】評定平均とは?大学受験にどの程度影響するのか本当のことを教えます

つまり、数Ⅲを完全に捨てて、定期試験で赤点をとらなければいいという赤点回避レベルの点数をとってしまうと、評定が低くなるため、全体の評定平均が下がる可能性が高くなります。

結果的に推薦入試の募集資格を満たさなければ、評定平均の条件がない推薦入試を受験するか、一般入試だけで戦うことになります。

また、指定校推薦は個々の高校に一定数の枠があります。多くの高校では平均評定の上位から枠を埋めていくことになるため、応募資格の評定平均をクリアしていても、校内選考で落とされる可能性も出てきます。

例えば、私の担当する生徒たちが通う高校のなかには、明治大学の指定校推薦の応募資格は評定平均4.2以上となっています。

現実的な話、指定校推薦を狙う生徒たちは評定平均4.8以上が多いため、募集資格の4.2をクリアしていても校内選考で落とされるケースが多いのです。

ちなみに、指定校推薦の応募資格の条件や評定平均も個々の高校によって大学毎、学部毎、学科毎に異なります

気になる場合は自身が通う高校の進路担当の先生に問い合わせてみるといいでしょう。

理由②:一般入試で内申点が合否に影響する場合がある

一般入試の合否のボーダーラインに該当する受験生に対して、最終合否の判定に内申点を参考にするケースがあります。

【関連記事】内申点とは?大学受験にどの程度影響するのか本当のことを教えます

この情報は一部の大学から私が聞き取ったものであって、この辺りは受験においてはまだまだグレーゾーンです。すべての大学のケースとは断言できませんが、使うとしたら、この辺りが妥当でしょう。

ただし、すべての大学の一般入試に該当するわけではなく、あくまでも受験する大学の募集要項に、一部内申点を参考にするとか、内申点(○%)という記載があるケース場合に限っての話です。

なので、一部参考にすると記載があっても、ほとんど試験当日の点数で合否が決定するから関係ないと言われるのは、入試で合格ラインをクリアしている受験生に対しては、内申点のチェックされない可能性が非常に高いからということになります。

実際に国立大学の個別試験の中にも、内申点(○%)と記載がある大学もありますが、全体の比率からするとまだまだ低いです。合否ボーダーラインに対してだけチェックしていると考えれば妥当な数字でしょう。

数3をとってしまった!受験にいらないから捨てる、赤点をとらなければOKな場合

数3をとってしまったけど、受験にいらないから捨てるとか、定期試験で赤点をとらなければいいという人は次のようなケースです。

数Ⅲを捨ててもいいと断言できる人
  1. 推薦入試をいっさい受けない
  2. 一般受験で、内申点や評定平均を合否の判断材料にする大学を受験しない

要するに、高校の評価を一切考慮しない受験方法や受験方式をとっている大学を受験すれば、何の問題もありません。

ただし、学校や担当の先生によっては、対応がマチマチですが、一般的には1度とってしまった数Ⅲの授業は辞めることができません。

数3をとってしまった!受験にいらないから捨てるがNGの学校側の理由

高校は塾ではないため、受験だけを目的としてはいないのです。教養を身につけるという大前提があります。

と、ほぼすべての高校で同じ話をされます。

一般的に、1度とってしまった数Ⅲの授業をうけなくてもいいという高校は私の経験上ほとんどありません。

地方によっては、いまだに現役での大学進学率を競っています。こういった進学高では、数Ⅲの時間は別室で他の科目の自習しても構わないということもありますが、かなりのレアケースです。

というのも、受験に使わないからと、一見正当とも思える理由でも、高校からすれば塾とは違って受験を目的とはしていないため、教養を身につけるという理由でNGを出されるケースがほとんどです。

過去に何人もの保護者の方が個人面談で懇願しても、数Ⅲの授業をとらないことも、定期試験を受けないことも、許可しないというケースがほとんどでした。

つまり特例は許さないということです。

数3をとってしまった!受験にいらないから捨てる、赤点をとらなければOKの生徒の現実

これまで多くの、数3をとってしまった!受験にいらないから捨てる、赤点をとらなければOKの生徒たちの指導をしてきました。

多くの生徒は一般入試で大学受験をしていますが、一部で平均評定を必要とする公募制一般推薦で合格している生徒もいます。

ここからは私の経験をふまえていくつか現実をご紹介します。

①:指定校推薦や公募制一般推薦がもらえないことが多い

高校によりますが「指定校推薦や公募制一般推薦がもらえない」ことが多いです。

理由はスバリ、嫌がらせとみせしめです。

高校側では「数3をとっても、やめることができる」という前例を作りたくないために、いわば見せしめのようなことをする高校もまだまだあります。

私が担当した生徒の大部分はこのケース。一般受験で数Ⅲを使わない大学や学部、学科に合格しています。

以前紹介した生徒も「指定校推薦も公募制一般推薦もいっさいあげない!」と断言されたとのことでした。

結果的に、高校を見返してやる!と奮起して、本来の志望校以上の結果が出せたから良かった、落ちると思っていた職員一同が唖然としていたから最高!と言っていましたが、現実はなかなかきつい高校生活を送っていました。

【関連記事】高校3年生の秋から受験対策。模試E判定からの現役合格実践記

②:数3の授業も定期試験も受けなければならない

多くの高校では、数3の授業を選択すると決めた時点でやめられません。受験に使おうか使わなかろうが、定期試験も他の科目と同等に受けなければなりません。

私が担当した生徒の大部分は、数3の授業中に別の科目をやっていたようですが、なかには想像以上の嫌がらせをする高校もあります。

数3をやめたがっている生徒の席は一番前!数Ⅲの授業以外のことをしているとすべて没収され、放課後没収されたものを受け取るまでに1時間以上の説教が始まることもありました。

センター試験時代は、センター試験対策の追い込み時期1月まで担当教員からやられていた生徒もいました。

学校を休むという方法もありますが、暇なのか?というくらいに連絡がくる高校もあるとか。

もし学校を休むという選択をする場合は、出席日数の確認もお忘れなく。

③:数3の評定対策が必要になる

高校によりますが「指定校推薦や公募制一般推薦がもらえる」こともあります。

数3をとってしまった!受験にいらないから捨てる!と一見矛盾するようですが、指定校推薦や公募制一般推薦を受ける場合は、一定ラインの評定平均が必要になります。

前半で話したように、応募条件となる評定平均では落ちる可能性が高いので、高評定を狙っていきます。

結果的に、定期試験の数3で評定5をとるためだけの、数3対策の依頼も増えています。

多くの高校では高校3年の夏休み明け、秋くらいに行なわれる定期試験までの評定で、平均評定を出します。

年々、指定校推薦を含めた推薦入試の時期が一般入試よりになっているので、指定校推薦がもらえない、総合型推薦に落ちた場合は、一般入試対策に相当な影響が出ます。

そのため、指定校推薦や公募制一般推薦の応募応募条件をクリアするためだけに高額の塾代を払わなければならない現実もあるのです。

また、公募制一般推薦の場合、大学側の選考があるため、不合格になるケースもあります。この場合は、一般受験をすることになるため、かなりのリスクが伴うことになります。

ちなみに、過去にひとりだけ、公募制一般推薦を狙った生徒がいました。

結果的に無事に合格したから良かったものの、万が一のときは、他の科目の対策が間に合っていないため、一般受験するとしても最悪一浪も覚悟してのぞむという話を保護者の方含めてしていました。

数3をとってしまった!受験にいらないから捨てる!赤点をとらなければいい?のまとめ

最後にまとめると、数3をとってしまったけど、受験にいらないから捨てるとか、定期試験で赤点をとらなければいいという人は次のようなケースです。

数Ⅲを捨ててもいいと断言できる人
  1. 推薦入試をいっさい受けない
  2. 一般受験で、内申点や評定平均を合否の判断材料にする大学を受験しない

要するに、高校の評価を一切考慮しない受験方法や受験方式をとっている大学を受験すれば、何の問題もありません。

一般入試では、ほとんどの大学で高校時代の成績を全く参考にしないところがまだまだ多いです。

しかし、ここ最近大学入試に変化が多いため、正確な情報は最新の各大学の募集要項を参考にしてください。

さら
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今年は一切関係なくても、来年から内申点や評定平均を参考にします!という大学もあるので、注意してくださいね

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プロフィール
この記事を書いた人

家庭教師兼マンツーマン塾講師歴15年以上の現役塾講師。主な指導科目は数学・物理・化学。毎年多くの高校生や大学受験生を直接指導する経験から、進学校と呼ばれる学校の実態、高校では教えてくれない大学受験の本当のコトを教えます。塾や学校に騙されない人を増やしたい!知らないとマジで損をする極秘情報や他では得られない最新情報も発信します。

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