塾を辞めることが決まったあと、意外と迷うのが「お礼」です。
「先生に何か渡したほうがいい?」
「菓子折りがないと失礼?」
「LINEだけで終わらせても大丈夫?」
長く通った塾ほど、気になる人も多いでしょう。
結論からいうと、退塾時に菓子折りやプレゼントは必須ではありません。
一言、
「これまでご指導いただき、ありがとうございました。」
と伝えれば十分です。
もちろん、特にお世話になった先生へ何か渡したいなら、それ自体は問題ありません。
ただし、無理に用意する必要はありませんし、高価なものも必要ありません。
私は塾講師として15年以上、生徒・保護者とのやり取りを見てきました。
現場からすると、退塾時のお礼で大切なのは金額ではなく、
「今までありがとう」が伝わること
です。
この記事では、塾を辞めるときのお礼、菓子折りの必要性、LINE・メール・直接挨拶する場合の例文まで解説します。
関連記事:塾を辞めるときの伝え方|いつ・誰に・何て言う?現役塾講師が解説
塾を辞めるときにお礼は必要?
必須ではありません。
退塾は通常の手続きの一つなので、必ずお礼の品を渡さなければならないわけではありません。
言葉だけでも十分
たとえば、
「これまで丁寧にご指導いただき、ありがとうございました。」
この一言で十分です。
LINEやメールで退塾連絡をする場合も、最後に一文入れるだけで問題ありません。
何も渡さなくても失礼ではない
菓子折りを持っていかないと、
「非常識と思われるのでは」
と心配する人もいます。
しかし、塾側としては、退塾時に何かを渡される前提ではありません。
何も渡さなくても失礼ではありません。
塾を辞めるときのLINE・メールお礼例文
まずはそのまま使える例文です。
シンプルなお礼例文
「いつもお世話になっております。○○の母です。
○月末で退塾することになりました。
これまで丁寧にご指導いただき、本当にありがとうございました。
本人も先生方には大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。」
これで十分です。
特にお世話になった先生へ送る例文
「○○先生、これまで本当にありがとうございました。
本人が分からないところを何度も丁寧に教えていただき、感謝しております。
先生にご指導いただいたことを今後の学習にも生かしていければと思います。
これまで大変お世話になりました。」
先生個人への感謝を伝えたいなら、このくらいで十分です。
関連記事:塾を辞めるLINE・メール例文|短く失礼なく伝える書き方
直接挨拶するときは何て言う?
最後の授業日や退塾手続きの日に、直接挨拶することもあるでしょう。
その場合も、長いスピーチは必要ありません。
保護者から挨拶する場合
「これまで本当にお世話になりました。丁寧にご指導いただき、ありがとうございました。」
これで十分です。
生徒本人から挨拶する場合
「今までありがとうございました。」
これだけでも大丈夫です。
特に中学生・高校生なら、無理に立派な言葉を言わせる必要はありません。
本人の言葉で一言伝えられれば十分です。
菓子折りは必要?
必要ありません。
ただし、
「どうしても感謝を形にしたい」
という場合は、無理のない範囲で渡しても構いません。
渡すなら高価なものは不要
菓子折りを渡すなら、
・個包装
・常温保存できる
・教室内で分けやすい
ものが無難です。
高価な品は必要ありません。
むしろ高すぎるものは、受け取る側も気を使います。
塾によっては受け取れないこともある
教室や会社の方針で、贈答品の受け取りを控えている場合もあります。
その場合は無理に渡さず、言葉でお礼を伝えれば十分です。
先生個人にプレゼントしてもいい?
これも、塾の方針次第です。
特にアルバイト講師や社員講師に対して個人的な贈り物を渡す場合、教室側のルールがあることもあります。
小さなお礼なら問題ないこともある
手紙やメッセージカードなど、気持ちを伝えるものなら受け取りやすい場合があります。
高価なものは避けたほうがいい
高価なプレゼントは、先生側が受け取りづらくなることがあります。
「これまでありがとうございました」
という気持ちを伝える目的なら、手紙や簡単なお菓子で十分です。
退塾理由が不満でもお礼は必要?
ここは少し迷うところです。
先生と合わない。
成績が上がらない。
塾への不満がある。
そんな理由で辞める場合、
「お礼なんて言いたくない」
と感じることもあるでしょう。
無理に感謝を作らなくてもいい
本心で感謝していないのに、
「素晴らしいご指導をありがとうございました」
と無理に書く必要はありません。
その場合は、
「これまでお世話になりました。」
くらいでも十分です。
事務的に丁寧で問題ない
退塾連絡は、必ず感動的に締める必要はありません。
「必要な手続きについて承知しました。これまでお世話になりました。」
これでも失礼ではありません。
関連記事:塾の先生と合わない|我慢・講師変更・退塾の判断基準(準備中)
現役塾講師から見ると印象に残るのは品物より言葉
ここは現場目線です。
塾講師をしていると、退塾時にお菓子をいただくこともあります。
もちろんありがたいです。
でも、長く残るのは意外と、
「先生に教えてもらえてよかったです。」
「前より数学が嫌いじゃなくなりました。」
といった言葉だったりします。
お礼の品より一言がうれしい
先生側も、
「この生徒に少しでも役に立てた」
と分かると、素直にうれしいものです。
無理に立派な文章にしなくていい
お礼文を長く書こうとして、
「大変ご高配を賜り……」
のような文章にする必要はありません。
塾へのお礼は儀式ではありません。
本人や保護者の言葉で、
「ありがとうございました。」
が伝われば十分です。
お礼のLINEはいつ送ればいい?
タイミングは、
・退塾手続きが終わったとき
・最後の授業日
・塾から最後の返信が来たとき
あたりが自然です。
退塾連絡の中に入れてもいい
最初の退塾連絡で、
「これまでご指導いただき、ありがとうございました。」
と書いても問題ありません。
最後の返信で改めて伝えてもいい
塾側から、
「今後も頑張ってください。」
などの返信が来たら、
「温かいお言葉をありがとうございます。これまで本当にお世話になりました。」
と返せば自然です。
関連記事:塾から退塾の返信が来たら何て返す?返信例文と終わらせ方(準備中)
退塾後に改めてお礼を送ってもいい?
もちろん構いません。
退塾時は慌ただしくて、きちんとお礼を言えなかったということもあります。
後日送る例文
「先日は退塾手続きでお世話になりました。
改めまして、これまで丁寧にご指導いただきありがとうございました。
本人も先生方には大変お世話になりました。今後の学習でも教えていただいたことを生かしていければと思います。」
このように後から送っても問題ありません。
数か月後に進路報告と一緒に送る方法もある
特に受験生なら、
「第一志望に合格しました。」
など、後から報告することもあります。
その際、
「以前ご指導いただきありがとうございました。」
と添えるのも自然です。
お礼を言うと引き止められそうで不安な場合
退塾連絡にお礼を書くと、
「まだ続けてもらえるのでは?」
と思われないか不安になる人もいるでしょう。
これは、文章を分ければ問題ありません。
退塾意思を先に明確にする
「○月末で退塾を希望しております。」
と先に伝えます。
そのあと、
「これまでご指導いただきありがとうございました。」
と続けます。
これなら、感謝と退塾意思が混ざりません。
感謝と継続意思は別
お礼を言うことは、
「辞めるか迷っています」
という意味ではありません。
ここは気にしなくて大丈夫です。
退塾時のお礼で避けたいこと
基本的には自由ですが、少し気をつけたいこともあります。
高価すぎる贈り物
受け取る側が困る可能性があります。
お礼は気持ちなので、金額を大きくする必要はありません。
先生によって大きな差をつける
複数の先生にお世話になった場合、特定の先生だけに高価なものを渡すと教室側が気を使うことがあります。
個人的な手紙程度なら問題ありませんが、品物なら教室全体向けのほうが無難です。
まとめ|塾を辞めるときのお礼は言葉だけでも十分
塾を辞めるとき、菓子折りやプレゼントは必須ではありません。
一番大切なのは、
「これまでありがとうございました。」
と伝えることです。
長くお世話になったなら、LINEや直接の挨拶で一言伝える。
特に感謝している先生がいるなら、少し具体的に書く。
それで十分です。
現役塾講師の立場からすると、退塾時に何かもらえなかったからといって、
「失礼な家庭だ」
と思うようなものではありません。
むしろ、
「先生のおかげで質問できるようになりました。」
「数学が前より分かるようになりました。」
のような一言のほうが印象に残ります。
お礼は金額ではなく、気持ちです。
無理のない形で伝えれば大丈夫です。
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